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2500.砂漠の魔王 投稿者:二階堂黎人  投稿日: 9月 7日(金)16時01分45秒

砂漠の魔王 全9巻が、100万円で出たら、買いますね、僕は。

2499.レスありがとうございました。 投稿者:にじます  投稿日: 9月 7日(金)14時49分17秒

>芦辺先生

『探偵宣言』のあとがきですが、ネタばれと言うほどのものでもないのですが。
ニトロベンゼンで平田鶴子嬢が登場することを、先に知ってしまったことが悔しかったのです。
ああ。
あとがき大好きなので、ずっと続けてくださると嬉しいです。
あとがきがあると、得した気分になりませんか?

2498.砂漠の魔王 投稿者:アセチレン・ランプ  投稿日: 9月 7日(金)11時28分11秒

秋田書店の方に聞いた話。
「砂漠の魔王」の最初の単行本は
返品になった「冒険王」をばらして
綴じ直したのだそうです。
ところが、たちまち売り切れたので、今度は
ちゃんとした単行本にしたと。
もし、一等最初の単行本が見つければ超お宝?

2497.ご教示感謝です 投稿者:早見裕司  投稿日: 9月 7日(金)04時53分22秒

>芦辺さん

どうもありがとうございました。早速見に行きましたが、うーん、すごい。

ちなみに、DVDはとにかくタイトル数を増やしたいようで、私の所にも、
ちょっと面白いものの解説について、打診がありましたです。はい。

http://www.hayami.net


2496.いらっしゃいませ、にじますさん! 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 9月 7日(金)03時49分32秒

>にじますさん

 ようこそおいでくださいました。いいんですよ、図書館でお借りになるぐらい。作家さんによっては不愉快がられる方もいるので注意が必要ですが、まあ僕はいいかげんな男なので……。「芦辺さんの本は全部ブックオフで買いました!」と胸を張られても困りますけどね。

 えっ、『探偵宣言』のあとがきで何かネタバレしてましたっけ。だったらごめんなさい。まあ、誤解されたりツッコミを入れられるのを恐れるあまりか、ちょっと自作を語りすぎる悪癖があるのですな。

 というわけで、またご感想などありましたらお気軽にお書き込みください。また拙著以外のことでも何でもOKなのはこの掲示板をご一覧いただければ一目瞭然でありましょう。

2495.初めまして。 投稿者:にじます  投稿日: 9月 7日(金)03時13分15秒

初めまして。にじますと申します。
『怪人対名探偵』から読み始めて、今『13人目の陪審員』を読んでいます。全部、図書館から借りたものなんですが…。……こんな私って外道でしょうか?ちなみにあとがきは最初に読みます。『探偵宣言』ではとても後悔しました。

2494.明智探偵事務所については 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 9月 7日(金)02時33分07秒

>早見さん

 下記の「メディアの明智小五郎」というページから探し出せます。シリーズ全話のサブタイトル目録もあります。

 天知茂の明智シリーズ、DVD化されるのですか。それはまた芸術神を恐れぬ振る舞いを……。それならば多羅尾伴内のDVD化も希望したいところ。だって、やっぱり面白いんだもの。いや、サブカル系の人たちがよくいうツッコミどころ満載とかいうんじゃなく、純粋にサービス満点の通俗娯楽活劇として。

http://www.asahi-net.or.jp/~KF2T-MRKW/akechi/media/index.html


2493.松橋登といえば 投稿者:早見裕司  投稿日: 9月 6日(木)23時34分17秒

小林旭の「多羅尾伴内・鬼面村の惨劇」にも出ていますな。

>田辺正幸さま

「明智探偵事務所」のことは、記憶が薄れていますので、情報感謝です。
松橋登氏は、当時を知る人の話では「当代最高のハムレット役者」だった、
ときいたことがあり、「明智探偵事務所」は劇作家の福田善之氏が脚本を
書いているので、そういうつながりがあるのかもしれません。あくまで
憶測に過ぎませんが。

http://www.hayami.net


2492.少年漫画における「かわいい少女」の存在についての一考察 投稿者:田辺 正幸  投稿日: 9月 6日(木)21時58分46秒

う〜む、ここにきて天地茂版の「明智小五郎シリーズ」の再放送が相次いでいるのは、DVD発売とのタイアップなのでは……?
第一作の『氷柱の美女』が放映された当時は、まだ二時間ドラマの枠がなく、単発の90分ドラマとして放送されたのではなかったでしたっけ?
余談ですが、この作品で犯人の三谷青年を演じた松橋登氏は、NHKドラマの『明智探偵事務所』でも全く同じ役を演じていましたね。もっとも、放送されたのはNHKの方が早かったので、その演技が認められて「天地版明智シリーズ」に起用されたのかも知れませんが……。

少年漫画に「異姓としての女の子」を定着させたのは、永井豪氏の『ハレンチ学園』を始めとする一連の作品ではないかというのが私の見解なのですが……。当時は俗悪下劣なハレンチ漫画としてPTAの槍玉に挙げられていましたが、今見りゃ可愛いもんです。男の子と女の子の「性差」を初めて少年漫画に持ち込んだのが永井氏であり、その結果、「恋愛および憧憬の対象としての女の子」の存在が少年漫画で認知され、「かわいい少女」が少年漫画で描かれるようになったのではないかと思うのですが、いかがなもんでしょう?

2491.多羅尾伴内シリーズ「隼の魔王」を見た 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 9月 6日(木)17時20分29秒

 今日届いた宅配便のうちから、原稿必死に書きつつさっそく一本。多羅尾伴内シリーズは第一作「七つの顔」とかの数少ない例外を除くと、筋がとっちらかっているものが多いように思ったのですが、これはなかなかピシッとしていて面白い。舞台は休場、ホームランバッターが走塁中にバッタリ倒れる発端から、快調に展開してゆきます。このシチュエーション、小林旭のリメーク版(「多羅尾伴内」1978)でも使われていましたね。

 何とこの作品には、密室殺人も出てくるのです。すぐ多羅尾探偵が謎を解いちゃうのであっけないですが。昭和30年の作品なので、高木彬光氏の例の長編(の原型中編)より先なのですね。さすがです、脚本の比佐芳武氏。息子さんの話では内外の探偵小説を読みまくっておられたそうです。

 しかも、何と意外な犯人が! と思ったら違いました。ああ、びっくりした。悪玉役者をミスディレクションに使う高等テクぐらい使いかねませんからね、このベテラン脚本家は。

2490.ニッキーは何処より来しと問うたならラジオドラマと答えたりけり(探偵和歌) 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 9月 6日(木)13時57分35秒

>二階堂さん

 いや、むしろエラリーに対するニッキーの構図は、もろに当時のハリウッド映画とかのパターンから来ているような気がします。いや、待てよ。じゃあその映画はどこから来たんだろう。

 「かわいい少女」が少年漫画に登場しだしたのはいつか。これはけっこう面白いテーマかもしれませんよね。オバQにせよおそ松くんにせよ、子供たちのグループに女の子は加わってるんだけど、そんなに憧れの存在でもなかったのは、こっちがガキすぎたせいかも。

2489.ニッキー 投稿者:二階堂黎人  投稿日: 9月 6日(木)13時50分11秒

この前、バークリーの『最上階の殺人』を読んだら、ロジャーとステラ(という秘書)の関係が、エラリーとニッキーにそっくりだったのですが、よく考えたら、こっちの作品は1931年発表。クイーンの方が真似したのかもしれません。

ランプ様。昭和20年代に可愛い少女を描けるマンガ家は(手塚先生も含めて)皆無です。山川惣治の『少年王者』とか、絵物語の少女は妙に色っぽいですが。

2488.Re:お久しぶりです。浴室を開ければ居しは美女にあらでシルクハットの魔術師なりき(探偵和歌) 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 9月 6日(木)13時49分10秒

>架之さん

 『十三番目の陪審員』へのご懇切な感想、ありがとうございます。あのタバコの銘柄は、けっこうみなさん気になるようですが……えへへ、架空のものなのです。『一千一秒物語』などで知られる稲垣足穂の登場人物が吸っていそうなデザインを考えてみました。しかし、こういうありがたいご感想に接すると、やっぱり執筆時に「うげげー」というほど考え抜いて七転八倒しておくべきだし、そうしといてよかったと思いますね。トホホ、こりゃ一生楽はできませんね。でも、何よりの励みになります。ありがとうございました。

 天地茂の明智小五郎“美女”シリーズは、それで幼年期に刷り込まれた人が多いせいか、近年けっこう評価が高いようですが、僕にとっては「ヒデー」という出来でしかありませんでした。だいたい『怪人対名探偵』を書いたのは、これらを見て「やっぱり乱歩の世界は活字でしか再現できない!」と思ったのが根底にあったわけですよ。

 でも『魔術師』を原作とした「浴室の美女」は一度しか見ていないのですが、唯一印象のいい作品だったのです。時計台のシーンも出てくるし(ただし、あの時計の針、簡単に押し戻せそうでしたね)。この話題、この掲示板でダブっていたらご勘弁なのですが、とにかく第一作「氷柱の美女」がひどい出来で(ただし、角川文庫版の高木彬光氏解説まで脚本に取り込んでいるという珍景あり)、その反動もあったところへ、怪人役の西村晃氏がとにかくよかった。洒々落々として、凄みを漂わせてね。

 ほかにこのシリーズでは、例によってお話は原作よりはるかにチャチィのですが、『白髪鬼』が原作の「宝石の美女」における田村高広がよかった。つまり乱歩物では怪人役が要で、これを一流名優にやらせると出来がぐぐぐんとよくなるのですが、どうも作り手はその辺をわからずにひたすらエログロにすりゃいいと思っていたらしい。そういえば、西村京太郎氏原作の2時間サスペンス「豪華特急トワイライト殺人事件」で榎木孝明が演じた犯人の怖かったこと! これだけでドラマの出来を押し上げていました。

 なお、このネタも書いた気がしますが、『魔術師』の船中のシーンはTBSのオムニバスドラマ「乱歩〜妖しき女たち〜」(ビデオ化ずみ)の「『魔術師』より 密室の少女」にも出てきます。これもなかなかいい出来です。

 さて、今日は片岡千恵蔵の多羅尾伴内シリーズ(東映での分)ビデオがドサリと着く日だ。中古とはいえけっこうな出費ですが、これで何をたくらんでいるのかは、またお話しする機会もあろー。

2487.お久しぶりです。芦辺先生をはじめ、皆様お元気でしょうか? 投稿者:架之  投稿日: 9月 6日(木)11時41分03秒

またしても「PCに触りたいのに触れないよ」状態が続いていたので、久しぶりに書き込みさせていただきます。架之です。

芦辺先生。
報告が遅れてしまって申し訳ありませんが、『十三番目の陪審員』ちゃんと買わせていただきました。そして、読了しました。とても面白かったです。「法廷もの」を私はあまり読んだことがなかったのですが、この作品はすらすら読むことができました。被告側と検察側の接戦も面白かったですし、森江さんの本業の場での活躍を拝見できたのが、うれしかったです。帯にあった「裁判自体にしくまれた罠」にも唸ってしまいましたし、何より、最後の最後にくるあのシーン! 「手がかりがこれ以上ないくらいに露骨に提示されているのに、それを改めて言われて、初めて言われた事のように想い出す」という逆転劇には想わず「うわぁ」と声を漏らしてしまいました(こういう場合にしか味わうことのできないこの瞬間が、たまらなく好きなのです)。
まさに「×××が××××」のですね。ちなみに、あの舶来たばこは、実際にあるものなのでしょうか。それと、森江さんの某ページでの心境は、先生のお心を映したように想われましたが……。

夏休み後半に入って、映画を見ました。
『浴室の美女』。タイトルだけ見るとAVみたいですが、じつはこれ、江戸川乱歩の『魔術師』なのです。天知茂主演。TV放映されたのですが、実はその前に『氷柱の美女』という作品が映る予定だったのですが、甲子園野球の延長のために放映中止になってしまいました。
いきなり入浴シーンが始まって何が起こるのかと想いましたが、実は予告編も交えたオープニング(それでも入浴シーンはあったのですが)。魔術師を演じるのは、二代目水戸黄門であった西村晃。ちゃんと船の中で探偵と向かい合うシーンがありましたし、シルクハットにマントという姿も(髭さえなければ)なかなかお似合い。「獄門舟」のシーンまである。怪人の抵抗(逃走や爆薬ではなく、手品でナイフを取り出して投げつけるんです)もなかなかのもの。明智探偵の女助手(ここに原作との食い違いがあるので、誰かは明かせませんが)を五十嵐めぐみという人が演じておられたのですが、これがなかなかいいんです! 怪人を尾行するシーンもあったりして、「ともかさんが映像になったらこんなのかなぁ」と想像してしまいました(ちなみに髪はショートカットでした)。
ただ、怪人が白昼堂々歩くのはちょっとなぁ、と想いました。アスファルトの道路の上を、交通標識を背に歩く怪人はちょっとおマヌケ。高層ビルやマンションまで映ってしまって、その点は陣内孝則版のほうが、まだ雰囲気あったなぁ、と想いました。
見終わって、原作のほうを読み返してみました。その中に「ギコンと」という擬音があって、これだけで私は震え上がってしまいました。おそるべし、江戸川乱歩先生。そして、そんな世界を『怪人対名探偵』という作品で復活させてくれた芦辺先生にも感謝です(実はこれが初めて読ませていただいた先生の作品で、これを読んで一生ついていこうと決めたのでした)。

2486.Re:わっはっは! 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 9月 6日(木)03時27分36秒

 ハタハッハはドン・ガバチョ。

 そんなレトロ・ネタはともかくとしまして、ウェブサイト拝見いたしました>探偵Zさん

 いや、実にシビレますね。実に光栄です。一度じっくり取材に行かせていただきたいぐらいで……などと言っちゃご迷惑でしょうが、こういうアクチュアルな風に吹かれると、何か強く刺激されるものを感じるのは僕だけでしょうか。これからもどうぞよろしく!

 ああ、こういう方と知遇を得ると、《名探偵Z》は登場させにくいなあ。絶対叱られますよ、探偵Zさんに。

2485.わっはっは! 投稿者:探偵Z  投稿日: 9月 5日(水)23時31分22秒

つづり間違えてましたね。
↓と言うことです。
わっはっは!

http://www.tanteiz.com/


2484.re:ビリーパック 投稿者:アセチレン・ランプ  投稿日: 9月 5日(水)22時09分06秒

てっきりかわいい女の子が描けないのだとばかり思ってました。

2483.探偵Z氏とビリーパック 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 9月 5日(水)21時39分04秒

>探偵Zさん

 お読みなのが『大菩薩峠』でなくてよかったよかった。ご自身のページのurlを貼り付けていただいたと思いますが、あのときは見られませんでした。よろしければ、またぜひ。お仕事のお話、なにやら興味深そうですね。現実とフィクションを単純に線引きするるのは、これらを混同する以上に困りもの。徒然に、ご職業からものお話などお書き込みいただければ幸いです。

>二階堂さん

 うーむ、ハメット流のハードボイルドが《狼人間》とか《怪猫仮面》《東京X団》と戦う名探偵を描くことにあるなら、僕はこのジャンルを好きになれると思います。でも確かに少年画報の復刻版第一巻前半の麻薬タバコ密造団の話などは確かにそれっぽいですね。サム・スペードの秘書エフィ・ペラインと、デラ・ストリート、ニッキー・ポーター、古沢美和子、さくらちゃんから新島ともかに至る系譜は確かにちょっと違うか。

2482.和時計の館の殺人 投稿者:探偵Z  投稿日: 9月 5日(水)21時06分50秒

買ってきました。
今「徳川家康」の20巻目を読んでますので26巻まで読破した後に賞味させていただきます。
実は探偵小説は小学生以来ほとんど読んでいないのですよ。
スパイ小説ではル・カレはよく読みました。
この世界に入ってからですけどね。
あとは歴史小説ばかりです。
小学生のとき図書館のルパンものやドイル・乱歩なんかはあのおどろおどろしい表紙の絵にひかれて片っ端から読んでましたけど。
芦部さんの本ってハマリそうな雰囲気ありますねえ。

実際の探偵の仕事などは極めて現実的なものですが相手を読むというところでは演繹と分析能力が頼りになります。
そういった意味では小説の中の探偵の思考と実際の探偵の思考は似ているかもしれませんね。

2481.ビリーバック 投稿者:二階堂黎人  投稿日: 9月 5日(水)16時20分08秒

いやいや、芦辺さん。ビリーバックならうちにありますが、あれに何故、甘ちょろい女の子が出てこないかというと、あれはハメット流のハードボイルドなんですね。

2480.宗美智子さんのコミカライズ版もすごいぞ 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 9月 5日(水)10時39分28秒

 昨日、「サスペリア・ミステリー」編集部より宗美智子さん脚色・作画による「深津警部の不吉な赴任」のネームが来着。四度目にして三人目の漫画家さんですが、おお! 状況がぐるんぐるん変転するものの、それ自体はそんなに絵にならないのではと案じていた原作をみごとにコミカライズしてくださった。さすが「はずんでイッキ」「とんでも騎士」などで知られるベテラン漫画家の手腕。上杉かやさん、綾部瑞穂さんのときもそうでしたが、漫画家さんというのは当たり前のことながらプロフェッショナルなのだなあと感じ入るのでした。今月末の発売を刮目して待たれい。

2479.うわわわわ 投稿者:かんとく  投稿日: 9月 4日(火)01時16分15秒

>田辺様
 うわわわ、まるで畑違いの作品を、しかもわざわざフライング購入していただき有り難うございます……何故だか申し訳ないような。
 本にも書いてありますが、あの作品は元々イラスト優先の企画でして、それを活かしつつ同時にベタな設定をどう読ませ愉しませるかを考えながら書いたもので、縛りはきつかったのですがそれ故に誰よりも私自身が愉しんで書いておりました。ミステリ風味ではあっても純然たる本格では有り得ないのでこちらでは言及しなかったのですが……いや、それはそれとして本当に有り難うございます。アンケートの結果次第では続きを書かせていただける、筈、なのですが、果たしてどう出るやら。実は既に、雑誌の宣伝HP用にこの後日談(但し、本編を読まなくても主旨は理解できるように配慮しました)を書かせていただいたのですが、そちらはどういうわけか20枚足らずの作品で本格ミステリを試みてたりします……軽いですけど。
 ちなみに、挿絵を描いていただく場所はバランスを考えつつ私自身が指定したものです。試し刷りを戴いて確認したとき、これは開くのに躊躇する人もいるよなーと他人事のように考えていたり。

2478.『放課後メイド探偵』読了! 投稿者:田辺 正幸  投稿日: 9月 3日(月)22時22分03秒

かんとくこと深川 拓さんの新作『放課後メイド探偵』を読了いたしました。
この種の(あ、ゲーム業界という意味ですよ。決して怪しい世界のことでは……)世界には全くの門外漢なのですが、「なるほどこういう書き方もあるか」と目から鱗の落ちる思いでした。
それにしても、深川さんの引き出しの多さには改めて感心させられます。「昼は女子高生、放課後はメイド」というある意味陳腐な設定を、あれほどヴィヴィッドに描けるとは……。
なお、この「放課後メイド探偵」、シリーズ化の予定もあるとか……。私立探偵・春川シリーズに続く新シリーズの誕生ですね。
しかし、あのイラストは、電車の中で読むにはちょっと勇気がいりますなあ……。

2477.残暑お見舞い御礼 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 9月 3日(月)02時12分52秒

>有坂はやせさん

 これはどうもご丁寧にありがとうございます。かえりみて、この夏はコミケ&オフ会のあの日のおかげで、思い出深いものとなりました。

2476.今更ですが 投稿者:有坂はやせ  投稿日: 9月 3日(月)00時08分50秒

>先生及び常連の皆様
有坂はやせより残暑お見舞いです。
メール配信向けな上、インスタントで作ったものでFlashも懸賞もついてなければ、MoovieDataでもありません。ショボサ変わらず炸裂しております。
それでもお時間があれば見てやって頂けると嬉しいです。
尚、自作ヘボサウンド付きですので、もしサウンドコンテンツがお嫌な方は前以て
ミュート設定してご覧頂ければ幸いです。
お手数をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。

http://www.scn-net.ne.jp/~f-s/kankonsousai/zansho00.htm

http://www.scn-net.ne.jp/~f-s/top.htm


2475.『まぼ探』拾遺 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 9月 2日(日)21時55分16秒

 下記の記述で、「山吹さくら」ちゃんというキャラについてのミスがあるのに気づいたのですが(吉永小百合が演じたのは「吉野さくら」)、考えてみればミスがあるかないか、あったとしてそれが何なんだと言われると一言もないんですが、それでも訂正しないでいられないところに、われながら難儀なものを感じるのであった。おしまい。

2474.『まぼろし探偵』到着 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 9月 2日(日)16時16分22秒

 初めて利用したクロネコのブックサービスより、リム出版で復刻された桑田二郎(当時は次郎)氏の漫画『まぼろし探偵』全8巻のうち品切れの第7巻を除く七冊到着。うーん、まさに少年探偵漫画の味。しかし、オマヌケな新聞記者・黒星十郎に一番感情移入してしまう僕もわれながら変わっとるかも。

 しかし、これを見ていると同時期に同じ「少年画報」に連載されていた河島光広氏『ビリーパック』の突出ぶりがよくわかります。こないだ『少年画報大全』の編者・本間氏と電話で盛り上がった通り、やっぱビリーはすごかったのですね。

 とはいえ、『まぼ探』には『ビリーパック』にない素晴らしい要素がある。それは「クラーク東郷の巻」から登場し、テレビでは吉永小百合が演じた山吹さくらちゃんだ! すっげーかわいい。日ごろの主義を棄ててキャラ萌えに走りそうだ。やっぱ王道ですね。こういう女の子は。

 というわけで、神津恭介は『成吉思汗の秘密』の大麻鎮子とかではなく、少年ものに登場する12、3歳年下の古沢美和子嬢と結婚したという説に一票。なお、彼女は高名な博士の令嬢のくせに、怪人“白蝋の鬼”に油ゆでにされそうになったり、逆に敵めがけて火炎放射器を発射したりするそうです。ステキだ。

 あ、また、ついていけないネタをしてしまった。許されよ>みわっち。さん
 もっとも、こうしたネタは年長者からも見放されております、実は。

2473.他のお二人はいざ知らず 投稿者:みわっち。  投稿日: 9月 1日(土)22時48分59秒

齢30オーバーの私には無用のお気遣いですからっ(^^;;。<三羽烏の皆さんの青春の行方が案じられ〜

その辺、年長者軍団からは若僧扱いされ(レトロ話には余りついていけず)、若い子達(※さんや※※さんや※※※さんの著作で初めてミステリ読みました〜っていう人が実在するんですよ)からは爺扱いされるという、非常に中途半端なポジションなんですよね(汗)。

それにしても、出会った当初は頼れるお兄さん的存在であった我等が森江春策の設定年齢にいつしかだんだんと近付いていってしまうというこの現実……(^^;;。

2472.いらっしゃいませ、しのさん! 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 9月 1日(土)01時09分22秒

>しのさん

 そんなにも立て続けに拙著を読んでいただけて、うれしい限りです。お求めいただいた一冊々々、どれ一つといって作者として愛着のないものはなく、それらを少しでも楽しんでいただけたら幸いです。引き続きよろしくお願いいたします。また感想なども一つ。いやー、どどどマイナー作家として世をすねていたはずが、こういうお言葉をいただくと心が癒されてゆくような……感動であります。感謝々々。

2471.はじめまして 投稿者:しの  投稿日: 9月 1日(土)00時07分40秒

こんばんは、はじめまして。しの と申します。
『十三番目の陪審員』を読んで、とてもおもしろかったので、こちらにおじゃましました。
あわてて本屋へ行って、何冊かゲットしてまいりました。
とりあえず、『和時計の館の殺人』『地底獣国の殺人』を読了。
現在『赤死病の館の殺人』を読み始めました。
本日、別の本屋で『探偵宣言』を見つけたので、明日のお楽しみです。
それにしても、森江春策シリーズって、いろんな出版社からでているのですね。
なんか、探す楽しみもできて、二重にうれしいな、なんて思ってます。
ネットを通して注文すれば簡単かもしれませんが、リスト片手に、本屋をはしごして探すのも、本好きの楽しみの一つですから。

それから、<幻の名作>第二段は『少年探偵王』とうかがい、『少年』という単語に弱い私は狂喜乱舞しております。
年内刊行を心から楽しみにしています。

2470.脱稿御祝 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 9月 1日(土)00時03分56秒

>早見さん

 うっかり肝心のことを書き忘れましたが、初のミステリ作品の完成、おめでとうございます! これで早見さんもわが党の同志であります。ミステリ奇談派でも結成しましょうか。

>田辺さん

「パタリロ!」のバンコランは“ヴァンコラン”と表記してあるものがありました。たぶんHenri Bencolinという原綴を知らなかったのでしょう。漫画には好意的な僕ですが、こういうやり口はちょっとねえ。

2469.う〜む 投稿者:アセチレン・ランプ  投稿日: 8月31日(金)23時54分30秒

駆除しても駆除しても・・・・・

2468.二人のバンコラン 投稿者:田辺 正幸  投稿日: 8月31日(金)22時44分51秒

先日会社の飲み会にて、バンコランもののパスティーシュを書いていると話したところ、「バンコランって、美少年好きのホ○親父でしょ?」と会社の女の子に言われて絶句……。
よくよく聞いてみると、彼女の言うバンコランは漫画『パタリロ』に出てくるMI6の情報部員のほうでした。成る程、確かにあちらのバンコランはマライヒとかいう美少年と同棲していましたっけ……。一瞬、カーの創造した名探偵バンコランにそんな趣味があったのかと思ってしまったではありませんか。
そうすると、バンコランと事件の記述者であるジェフ・マールとはただならぬ間柄に……って、そ、そんなおぞましい! バンコランとマールの○○シーンなんて見たくな〜い!

えろりあん様。
う〜む、「秋深し 隣は何をする人ぞ」には少々季節が早いようですが、こういう窃視趣味というのは確かに程度の差こそあれ、誰でも持っているものですからねえ……。ただ、こちらの掲示板にお集まりの方々には、主人公がその窃視趣味ゆえに恐ろしい事件に巻き込まれてゆくヒッチコックの『裏窓』や、デ・パルマの『ボディ・ダブル』の話題のほうがふさわしいのでは?
そう言えばカーの短編『新透明人間』は、のぞき趣味の隣人を懲らしめるために企まれた悪戯が、思いがけない事件に発展していく恐怖を描いた作品でしたっけ……。

芦辺様。
「本格推理マガジン」第二弾、『少年探偵王』の刊行を心待ちにしています。
私は柴田錬三郎氏の少年ものを読みたいと常々思っているのですが……。収録予定リストの中には入っているのでしょうか?
あ、そう言えば、「本格推理マガジン」発売元である光文社文庫の「山田風太郎ミステリー傑作選」の第九巻は『少年篇』ですね。幻の名作である『笑う肉仮面』を早く読みたいものです。

2467.閑話休題 投稿者:えろりあん  投稿日: 8月31日(金)21時28分56秒

隣のお姉さんの物音が妙に気になるって事

ありませんか?

http://210.188.244.50/1000/me.html

http://210.188.244.50/1000/me.html


2466.というわけで、〈幻の名作〉お知らせ 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月31日(金)16時22分22秒

 光文社文庫『絢爛たる殺人』に続く、小生編集の〈幻の名作〉第二弾の仮題が決まりました。

   『少年探偵王』

 と申します。勢いをつけて、何とか年内刊行を目指したいものであります。ご期待ください。ちなみに、多羅尾伴内はまた別件だったりします。

2465.いえいえ、そんな 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月31日(金)09時36分27秒

>早見さん

 ほんっと、お気遣いなく。それと多羅尾伴内ゆかりの方というのは、脚本家の息子さんなんです。なお、ビリーパックについては下記をごらんください>皆々様

http://www.nnc.or.jp/~tetz/billyPack/billyPack.html


2464.ああ、いえ 投稿者:早見裕司  投稿日: 8月30日(木)22時37分24秒

>芦辺さん

えー、宣伝癖がついてしまうと、だんだん鬱陶しい奴になると思うので、
わざわざリンクも張っていることですし、自分から言い出すことではない
なあ、と。

と言いながら、また宣伝めきますが、初めてのミステリを初稿脱稿しました。
しかし、「十三番目の陪審員」を途中で読んだのがまずかった(笑)。
彼我のレベルの差に、ちょっと筆を投げたくなってしまいましたね。

多羅尾伴内シリーズゆかりの人、というと、あの方でしょうか。ご健在
なのですね。これは楽しみなことになってきました。

http://www.hayami.net


2463.お知らせ承りました/多羅尾伴内 & ビリーパック 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月30日(木)20時29分43秒

>みわっち。さん、鮎さん

 ネタバレチャット開催、光栄なことでございます。昔、あるお若い愛読者の方に対し「今から僕の作品ばかり読んでいるようなマニアックなことではいけない。*さんとか**さんとか***さんとか(伏せ字の穴埋め厳禁!)を読んでもっと明るくメジャーな青春を過ごしなさい」と説教して泣かした(誇張)ことを思うと隔世の感ありですが、それでもやはり三羽烏の皆さんの青春の行方が案じられもするのでした。だ、大丈夫ですよね?

>早見さん

 何をおっしゃいます。撤回には及びませんとも。どうかどうかお気遣いなく。


 関係ありませんが、昨日は“七つの顔の男”こと多羅尾伴内シリーズゆかりの方、今日は昭和30年代の探偵漫画の1ヒーローであるビリーパックの研究家の方と、おのおのの探偵談議にて長電話をしました。それぞれ、どういう形で結実するか、読者諸君、期待したまえよかし。

2462.お知らせです(その2)。 投稿者:  投稿日: 8月30日(木)03時43分36秒

こんにちは、鮎です。

みわっち。さんの書き込みにある通り、来る9月22日(土)、23時から『赤死病の館の殺人』のネタバレチャットを私のサイト内のチャットで開催致します。
一人でも多くの方のご参加をお待ちしております。

『十三番目の陪審員』と『時の誘拐』のネタばれチャットも10月に開催を予定しております。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/3282/


2461.お知らせです。 投稿者:みわっち。  投稿日: 8月30日(木)03時28分38秒

三羽烏合同企画第3弾!

来る9月22日(土)、23時から『赤死病の館の殺人』のネタバレチャットを“森江春策読本”の鮎さんのところで開催いたします。

普段、なかなかWEB上ではネタを割って話をすることができずにイライラしてませんか?
この機会に森江春策モノ初の短編集『赤死病の館の殺人』(註)を読了したもの同士で、多いに語り合おうじゃああ〜りませんか!!

と、いうわけでとりあえずご報告まで。

註『探偵宣言』はあくまでも“連鎖”短編集なので、各お話が完全に独立したカタチでの短編集はこれが初めてのモノになるはず。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/3282/index.html


2460.Re:「十三番目の陪審員」読了 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月29日(水)23時43分33秒

>早見さん

 熱いご感想をありがとうございます。お言葉から気がついたのですが、『十三陪』は僕の“フランク・キャプラ趣味”ともいうべきものが、もろに出た作品になっていますね。翌年の『不思議の国のアリバイ』よりもずっと。すると、これは僕版の「スミス都へ行く」だったのかもしれません。“正義は勝つ”ことを臆面もなく打ち出すハリウッド映画流の大甘のハッピーエンド、実は大好きなんです。

 サスペリアのお作、かんとくこと深川氏のページの情報で知り、あわてて買ってきました。そのうち同じ号で並べたら光栄ですね。

2459.撤回の辞 投稿者:早見裕司  投稿日: 8月29日(水)20時03分32秒

先の発言で、つい調子に乗って、自作の宣伝をしてしまいました。お恥ずか
しい。ここは芦辺さんの掲示板。幾重にもお詫び申し上げます。

http://www.hayami.net


2458.「十三番目の陪審員」読了 投稿者:早見裕司  投稿日: 8月29日(水)16時22分01秒

しました>芦辺さん。

感想としては、芦辺さんらしい大技を使いながら、民主主義への信念ふつふつ
として、やや異なる人間観を持つ私も、思わず襟を正す傑作でした。
このような作品を書かれる芦辺さんは、ミステリに必要な人である、と。

ところで、ちゃっかり宣伝ですが、今月の「サスペリア」には拙作「吸血姫
美夕/鈴虫」が載っております。原作の、独特の時間経過の処理に苦労した
作品でございます。そして来月は芦辺さんの御作のコミカライズが読める、
というわけであります。

http://www.hayami.net


2457.「探偵映画の夜」 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月29日(水)01時05分17秒

 先日お知らせした拙作短編「探偵映画の夜」は9月25日発売の「ミステリマガジン」11月号掲載予定です。映画特集号にあわせてのエッセイと不可能犯罪ミステリを合体させるという怪体な試みもさることながら、編集I氏と論議を尽くした挿絵にご期待あれ。

 本日、小森健太朗氏より黒岩涙香の原作小説についての新発見の電話あり。こちらも大きく発展を期待。

2456.即刻返事 投稿者:レーン卿  投稿日: 8月28日(火)22時14分51秒

ドイルについては調べなかったのですけどクリスティはかなりの数がありました。
日本ではみられないポワロの作品だけを50作品ちかく収めた短編集がうっていたので買ってしまいました。
向こうでは私の大好きはコリン・デクスター作品のかなりの数があったのでこれまた買ってしまいました。にしてもペーパーバックってつくりが安そうなのに約7ポンドもして高いのはどうしてなんでしょう?
向こうではハリーポッター作品が多く売られてました。表紙が妙に中国っぽかったです。
日本で売られているポッターのペーパーバックとは違いました
え〜と「真説ルパン対ホームズ」日本の書店で見つけました(笑)

2455.Re:お久しぶりです 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月28日(火)21時48分56秒

>ランプさん

 おお、それを考えなくちゃいけませんでしたな。吉永小百合といえば、今日サンテレビで、彼女がラジオドラマに出ていたことで有名な『赤胴鈴之助』の映画版「新月塔の妖鬼」をやっていました。いや、そんなことよりアイデアの是非について教えてくださいな。

 それにしても『まぼ探』の復刻版って手に入らないのだろうか。

>レーン卿さん

 英国の書店ではドイルやクリスティ以外のミステリは、どの程度現役本として流通してるのでしょうか。まさか拙著『真説ルパン対ホームズ』を見つけたのもロンドンの書店ではありますまいね(んなこたぁない)。この次はぜひ購入に至ってやってください。それにしても、島田荘司先生と並べていただけたとは光栄な話です。

2454.お久しぶりです 投稿者:レーン卿  投稿日: 8月28日(火)21時13分48秒

こんばんは
お久しぶりです。
土産話は色々あるのですが、ん〜何から話したらよいのか迷うので要望がありましたらなんなりとお申し付けください
ちなみに私が一番面白かったのは「マダム・タッソーの蝋人形館」
話は変わりまして、私はもともと海外ミステリファンでとくにHerculePoirotシリーズがとくに大好きでして、そういう事もあってわざわざ遠いセント・マーティンズまで行ってマウストラップをみたんです。おっと脱線しましたね。で、海外ミステリファンの私はもちろんドイルも読んでるわけでして、ホームズも大好きです。シャーロキアンとまでは及びませんが。
ここでまた話は変わるんですが、私が唯一読ませて頂いた国内ミステリが、芦辺先生と島田先生なわけでして、(「テロリストのパラソル」と「13階段」はのぞく)勿論海外ミステリとは違った印象に驚くばかり。そんな時、芦部先生とホームズとの意外な接点を発見!
本屋でホームズ関係の本を見ているとなんと!「ルパン対ホームズ   芦辺 拓著」と書いてあるではありませんか!最近13階段を買ってしまったのとハードカバーで高かったのもあって残念ながら購入にはいたりませんでした。この次は是非購入したいと思ってます。
にしても正直私は驚きました。

2453.で吉永小百合が 投稿者:アセチレン・ランプ  投稿日: 8月28日(火)18時52分41秒

演じる役はあるんですか?

「少年画報大全」の写真
可愛いでしょ。

2452.森江春策シリーズ新設定ご相談 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月28日(火)10時53分30秒

 たぶんランプさん以外、理解できないと思いますが……(僕も実は『まぼろし探偵』そのものをちゃんとは読んではいないので)。

   森江春策=富士 進
   芦辺 拓=黒星十郎

 というのはどうじゃ。森江春策は近ごろ年をとらないので、小生との年齢差は広がるばかり。そこで両者には数年の年の差があったことにして、両者の出会いを芦辺拓のへっぽこ新聞記者時代にあったことにするというのは……。当時の森江は別に少年記者とかいうんじゃなくて、ただの学生ですけどね。ああ、でも「疾駆するジョーカー」で見ると、森江が語り手を「君」呼ばわりしてるからな。やっぱ、そんなに年齢差はなさそうか。

2451.村瀬継弥さんの新作が出ました 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月28日(火)08時43分59秒

 推理小説の著書としては1997年の『水野先生と三百年密室』以来、実に4年ぶりとなる新作が出ました。昨年、うなぎ書房からの出されたのはユーモア・ショートショート集でしたから、まさに待ちに待った新著ですね。

  富士見ミステリー文庫『着流し探偵事件帖/青空の下の密室』(540円)

 8月24日発売で、すでに店頭に出ています。東大阪市のコミック専門店の文庫コーナーを覗いたら、平積みがベコッと減っていました。めでたいめでたい。皆さんもごらんあれ。

2450.処置に感謝 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月28日(火)01時17分34秒

>かんとく

 迅速な措置に感謝です。ちょうど僕もそれに関して書きこみと処置をと思っていたところで、汗顔の極みです。

 それにしても探偵Zさんには、《名探偵Z》のことをお忘れいただきつつ、引き続きおいでいただきたいもので……って、そんなん無理か。とにかくよろしくお願いいたします。

2449.業務連絡 投稿者:かんとく  投稿日: 8月27日(月)21時15分34秒

 ここでは宣伝目的の書き込みを管理者サイドから禁止するという形にはしておりませんが、その場合でも最低限の常識だけは踏まえていただきたい、と考えております。暫く前にも、あからさまに宣伝のみを目的とした書き込みがありましたが、これっきりのことと思い敢えて削除・警告等の処置は行わずに済ませました。しかし先程、同一のサイトのアドレスを記入し、メールアドレスも同一でありながら投稿者の名義を変えた形での書き込みがありましたので、これは些か悪質であろうという独断の元に、以前の書き込み共々削除させていただきました。今後も、条件に類似点のある書き込みについては予告・警告抜きで削除させていただきますので、御了承下さい。
 常連の皆様・及び日頃より御覧になって下さる皆様には、問題の書き込みを残しておいたことで或いは不快な思いをさせてしまったかも知れません。ここにお詫び申し上げます。――個人的には、別にどんなサイトの宣伝をされてもそれほど構わないと思うのですが、同一のサイトを内容を全く明記せずにリンクする、というやり方はどうもいただけません。

>探偵Z様
 ようこそいらっしゃいませ。いきなり上のような書き込みに驚かれたかも知れませんが、決してあなた様のことを申し上げたわけではありませんので、今後もどうぞ気兼ねなく書き込んでいただけると幸いです。

>芦辺様
 ……なるほど、来年一月ですね……? メモメモ。

2448.いらっしゃいませ、探偵Zさん! 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月27日(月)17時59分14秒

>探偵Z

 これは驚きました。ようこそようこそ。えーっと……この際ですから発表しておきますが、乙名探偵(おとな・とるただ)こと《名探偵Z》シリーズは来年2002年1月のハルキノベルスからの刊行を目指して進行の予定です。したがって、探偵Zさんのお目にも触れやすくなるわけですが、えーと……この件は今年中に忘れていただいた方がいいと思いますです、ハイ。え、えらいことになってきました……。

>芝やん

 土曜日は小森氏講義の流れの飲み会、オモロござんした。例の100円のナニ、見つけたら教えてください。別にそうほしくはないですが。

2447.はじめまして 投稿者:探偵Z  投稿日: 8月27日(月)15時22分49秒

はじめまして。
現役探偵のZと申します。
ちょっと驚きました。
僕はこのHN8年前から使っていますが芦辺さんの小説の中ではもっと前から探偵Zがいたんですねえ。
恥ずかしながら小説上のZの事は知りませんでした。(−−ゝ
僕の場合はZというオートバイに乗っているのに由来したZです。
これから本屋さんに走ろうと思ってますよ。
小説上のZがどんな探偵なのか楽しみです。
リアルのZはあまり切れ味のよくない鈍刀ですが
毎日あくせくやってます。
よろしければリンクなど貼らせてください。
では、ご挨拶まで。
(読んだらまた書き込ませていただきます)

http://www.tanetiz.com/


2446.本日はどうも 投稿者:芝やん  投稿日: 8月26日(日)00時11分09秒

本日は、お忙しい中、お寄りいただき、誠にありがとうございます。
あいかわらず、小森先生との楽しい会話。生徒に混じって、爆笑してしまいました。

『グラン・ギニョール城』の執筆、頑張って下さいませ。

2445.さて『グラン・ギニョール城』復帰ですが…… 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月25日(土)13時03分51秒

 下記の書き込み、もともとミスパンチは多い方ですが(何せほら、「日本語の文章入力に最も不適当とされるJISかなキーボードによって作成」してるもんですから)、「作品系祭事」(作品掲載時)とか「ムチャに要請」(ムチャな要請)とか、短編脱稿ボケも加わってマヌケなことになっております。どうかご容赦をば。

2444.さて今から寝るかな、どうしようかな 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月25日(土)06時51分20秒

「探偵映画の夜」があと5枚と書いたのは、あくまで目安の枚数までということで、それより10枚ばかり書いてまた削ったりで、結局5時前までかかり、さらにそのあと修正を加えました。作品系祭事にはまたお知らせしますが、題材が題材なだけにイラストに一工夫して、いっそ映画のスチルを使おうかと提案したりしてます。ご期待あれ。

 イラストといえば、昨日届いた『グラン・ギニョール城』の表紙ラフがまたすごい。国書刊行会の世界探偵小説全集などおなじみの影山徹画伯ですが、原稿のできたところまでを元にイメージ化していただくというムチャに要請にもかかわらず、おみごと! 当たり前ですが中身もがんばらねば。

2443.ご苦労様です 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月25日(土)02時58分25秒

>かんとく

 いやどうも、すみません。トリックが腸閉塞(見境なくガラクタをのみ込んだせいで)で手術した直後のしけた面の写真もまじっていますね。そのうち、この夏の猛暑ゆだりダラケ写真も提供いたしましょう。

「書きながらプロットを仕上げていく」というやり方は、実は本格ミステリでもときに正解なのです。とかくミステリでは描いた円の中に物語を収めようとする方に力が働きがちなのを、そのやり方だと物語が外へ広がろう広がろうとするので、うまくすると躍動感がある作品になります。拙作だと『時の誘拐』がその典型かな。9月刊のノベルス化のために読み返してブッ飛びました。

 さて、仮眠も取ったし、短編「探偵映画の夜」もあと5枚ってとこですか。たった50枚の読み切りで、仕込むネタは全て決まっていても、ある要素を別物に変えることでハエ取り紙に引っかかったみたいだったのが一気に走り出す。ほんに物語とは生き物のようじゃ。

 しかし、本当にすごいのは、まさに生き物そのものである自分の人生を不屈の意志で構築してゆく人々じゃよ。うむ、そうとも(←唐突にして謎めいたセリフ。張りっぱなしの伏線という説も)。

2442.トリック嬢の肖像・『〜陪審員』書影追加 投稿者:かんとく  投稿日: 8月24日(金)22時57分12秒

いたしました。久々に更新したぞという気分です。トリック嬢の写真は先月の大阪訪問の際にお預かりしていたのですが、私の自業自得な多忙のために今日までほったらかしていたものです。お待たせして申し訳ありませんでした。例によって非常に読込に手間取る分量ですが、時間のあるときにいつのまにやら逞しくなったトリック嬢の姿をご鑑賞下さい。

>田辺様
 ありがとうございます。田辺さんが脱稿されたという書き込みを拝見したとき内心むちゃくちゃ焦っていたのは秘密です。
 しかし、二ヶ月足らずで、はちと大袈裟です……と思って調べてみたら、六月はじめの段階ではまだ二十枚ちょっとぐらいしか書いてませんでした。でも約二ヶ月半か……月二百枚か……しかも実は本当にスパートにかかったのは今月に入ってからですから……ははははは。
 題名は、実は一番最初に決まっておりました。そこから内容を押し広げていったという感覚です。その所為で、なかなかプロットが固まらずにとうとう「書きながらプロットを仕上げていく」という強硬策に出る羽目になったのですが……さて、この手続が吉と出たか凶と出たか。

<コミカライズ
 確か今月の『サスペリア』誌には早見裕司さんの短編も掲載されるとか。同時掲載なら楽だったのにー<これこれ。

2441.お買い上げありがとうございます! 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月24日(金)09時54分03秒

>みわっち。さん

 ただ問題は、みわっち。さんみたいな篤志家が全国で両手に満たない人数しかいないということであります。まあ、コミカライズに関しては、僕自身もさることながら、描いてくださる漫画家さんたち自身にメリットが生じるものであってほしいわけですよ。

 それはともかく、上杉かやさんの美形森江、綾部瑞穂さんのさわやか森江に続いて登場の、宗美智子さん描く森江像は、予告カットだけ見てもオツリキでげす(←久々に花廼屋因果先生風)。

2440.買います買います。 投稿者:みわっち。  投稿日: 8月24日(金)08時29分37秒

<芦辺原作コミカライズ・アンソロジーみたいなもん

 買いますよう。ええ、ぜひ。買わせていただきますとも。
 っていうかコミカライズ作品が一冊になる時は原作者の名前で一冊になるのか、それともマンガ家さんの名前で一冊になるのか、物凄く気にはなっていたんですよ。
 原作者の名前で一冊になる場合、これはいわゆるアンソロジーみたいなもので、いろんな森江春策が一度に読めるという利点がありますし、逆にマンガ家さんの名前で一冊ってことは、そのマンガ家さんが描いたコミカライズ原稿が一冊分溜まるか、もしくは他の作品(オリジナル?)と一緒になって一冊出るのか。
 当然原作ファンの立場ではコミカライズ・アンソロジは大手を振って歓迎するところなんですが、そのマンガ家さんのかいた他のお話(ミステリっぽいもの限定にして一冊に)も併せて読んでみたいという密かな気持ちも……(爆!)。

<えーい、おまけで書き下ろし短編つきだ! 

 いやっほう〜。そんな豪華なおまけがつくのなら、そこそこ値が張ったとしても絶対買います〜。
 あ、でも、ここまで書いてふと思ったんですが、先日お話を直接お伺いさせていただいた時に出た話題のひとつで「いろんな名探偵がリレー形式で登場するアンソロジーの企画が没になった」というものがあったかと。で、それをぜひ「“殺人喜劇のC6H5NO2”のように芦部先生のキャラクタで丸丸一冊埋るそういうのが読みたい。名探偵、警部、怪人などなどがひとつの短編を解決していって……」と、いうことをその場でのたまったような気がするのですが、今の話をコミカライズ・アンソロジーに活かすのもいいですね〜。
 いろいろな名探偵のかわりに、いろいろな森江春策が交代で事件を解決していって、そして最後は森江春策同士で共演、とか……(笑)。
 もしくはコミカライズ・アンソロジー版『探偵宣言』というか、コミカライズ作品を小説部分で繋いで行って最後に実は……という大仕掛け(当然、講談社ノベルスの『探偵宣言』とは別解決♪)があるとか(爆!)。
 なんか物凄く無茶なこと言ってますね、私……(汗)。

2439.漫画の国の森江春策 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月24日(金)05時18分32秒

 それにしても、上杉かやさん、綾部瑞穂さん、そして宗美智子さんと絵も構成も腕達者の人たちにコミカライズしていただくのはありがたき極みですが(実際、原作を尊重しつつ「エッ、そうアダプトするか」と膝ポンもので)、これでは当分一冊にはまとめられません。

 昔むかし、サキや乱歩の作品を毎号いろんな漫画家さんにコミカライズさせたものをまとめた本(乱歩は先年ホラー文庫にまとめられたのが最初でしたっけ? サキのは『妄想鬼』)がありましたが、芦辺原作コミカライズ・アンソロジーみたいなもんを作っても、ここの掲示板の人が買ってくれるぐらいでしょう。え、みなさんもイヤですって?

 えーい、おまけで書き下ろし短編つきだ! え、コミックファンにはそんなことしたらよけい駄目? そっか。

2438.「深津警部の不吉な赴任」コミカライズ! 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月23日(木)20時42分24秒

 少女向けホラーコミック誌「サスペリア」が9月22日発売の11月号より「サスペリア・ミステリー」にリニューアルし、推理物中心になりますが、それに宗美智子さんの作画にて『赤死病の館の殺人』所収の拙作短編「深津警部の不吉な赴任」が掲載されます。

 ……というか、僕も今日本屋さんで「サスペリア」の予告ページを見て知ったのです。むろん話は聞いていましたが、こんなに早いとは。ご期待あれ。

2437.Re:ちょっときいたあ〜 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月22日(水)20時17分10秒

>ランプさん

 いや、それがもうチョイお待ちくだされまっせ。

2436.ちょっときいたあ〜 投稿者:アセチレン・ランプ  投稿日: 8月22日(水)19時53分55秒

>芦辺先生

例のものお聞きになりました?
ご感想などお聞かせください。

2435.いらっしゃいませ、さやぴ〜さん! 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月22日(水)18時51分55秒

>さやぴ〜さん

 ようこそ、おいでくださいました! わざわざの『赤死病の館の殺人』ご購入ありがとうございます。ひとつどうぞよろしくお願いいたします。

2434.初めまして 投稿者:さやぴ〜  投稿日: 8月22日(水)18時00分48秒

 初めてこのホームページに遊びに来させていただきました。
今日「赤死病の館の殺人」を買ってきたばかりで今から
楽しみに読まさせていただきます。 (^-^)



 

2433.わ〜い、嵐の山荘だ〜い!(このバチ当たり者めが!) 投稿者:田辺 正幸  投稿日: 8月21日(火)22時37分07秒

……という訳で、台風の進路に当たる地方の方々の御無事をお祈りいたします。

先週書き上げた長編を、ずっと私の作品のモニター役を引き受けてくれている友人に預けたところ、週末を犠牲にして読了してくれた上に、改稿すべき部分を箇条書きにしてくれました。う〜む、持つべきものはミステリ好きの友人ですなあ……。

かんとく様。
長編の脱稿、おめでとうございます。
しかし二ヵ月足らずで540枚とは……。月平均にすると300枚近い執筆量ではありませんか。月産150枚が限度の私とは大変な違いですな。
タイトルが『不可視−Invisible』というのも秀逸ですね。鮎川哲也先生によると、印象に残る題名を案出するのは600枚の長編を書き上げるよりも難しいとか……。
140枚膨れたくらいは御愛嬌でしょう。何しろ、200枚の中編を960枚に水増しした大馬鹿者がここにおりますので……。
しかし、あの企画が遅れることになりましたか……。ひょっとして、我々が締め切りを守らなかったのが原因でありましょうや?

芦辺様。
う〜む、都々逸の効果恐るべし。
落語の『寝床』に引っ掛けた書き込みをと思いつつ、タイミングを外してしまいました。う〜む残念。
『グラン・ギニョール城』及び『探偵映画の夜』の完成を楽しみにしています。



2432.いえいえ、そうではなく 投稿者:かんとく  投稿日: 8月21日(火)20時15分52秒

>芦辺様
 失礼いたしました、早速『赤死病〜』の項目を修正いたしました。別に全部手書きで入力し直しているわけではなく、そこだけ芦辺さんの御報告を紛失してしまった(どうやら先日流出させたログに混ざっていた模様)ために手ずから入力しただけです。やはり些か注意力が落ちているようで、先程担当様にお渡しした原稿にも一枚脱落があり(でもこれは多分に職場のプリンタの責任でもあるはずだー)、ご連絡を戴いて慌ててメールでお送りしたり、という間の抜けたことをしてたりします。どうにも不安なので今日は早めに就寝しようっと……本当は溜まっている未読本を片っ端から読みまくりたいところなんですけど。

 ちなみに、『赤死病〜』の書影は特別に見開きで掲載しました。何となく裏までお見せした方がいいような気がしましたので。

2431.いや、あのそのぉ&侏羅紀公園3 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月21日(火)19時56分16秒

>かんとく

 何とまた手早い……。恐れ入りました。なお著書リストの『赤死病――』中の「深津警部の不吉な不在」は「赴任」でありまする。

 えっ、じゃあナニ、かんとくは僕がここに書き込んだデータを手で打ち直してくれてるんですか? うーむ、こりゃエライ手間をかけているのですね。申し訳なし。

 小生の担当というとあの人ですね、『夕刊赤富士』の元版その他を持ってる。実はあの人は、ゴニョゴニョ……(と耳打ち)

 それにしても今日、台風が接近しているから空いているだろうと「ジュラシックパーク3」を見に行った私も相当変わっとるかも。確かに空いてましたが、最終の一回手前の上映に行ったところ「台風のため7時20分からの最終は中止いたします」だと。きわどいところだった。

2430.原稿配達終了、書誌更新も終了。 投稿者:かんとく  投稿日: 8月21日(火)18時55分12秒

>芦辺様
 というわけで、保留分を全て入力いたしましたご確認下さい。ちと取り漏らしが不安です。
 それはそうと、嵐の前の雨降る中、両親の車に便乗。寄り道してもらって原稿をお届けしてきました。行き違いがないように、と予めお電話したところ担当の方はいらっしゃらず、しかし電話に出てくださった方が、「不在の場合は**で呼んでいただければ」と仰言ってくださったので、安心して四時半頃に訪問。担当の方もいらっしゃったのですが、先程電話に出てくださった方も一緒に迎えてくださいました。名刺を下さるときに一言。
「芦辺さんの担当です」
 …………お世話になっております。話が早いわけだ。
 表に両親を待たせておいて暫しお話を伺いました。案の定というか私が一番最後、全部で17篇が集まったそうです。はてさて、どうなりますことやら。
 ともあれ、プリントの段階であちこちにミスを発見しながらも一応の完成原稿をお渡しできて一安心。安心したら途端に吐き気と眩暈がしております。自分で思っていた以上に疲労しているようなので、やはり今週いっぱいは楽に楽に過ごそうと思っております。読書三昧ゲーム三昧。……と言いつつ、既に頭の中では次に書くべき作品のネタを練っているというのは業か。

2429.さっそくですが業務連絡 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月21日(火)11時57分55秒

>かんとく

 脱稿直後でお疲れのとところ申し訳ないですが、『十三陪』の文庫版が今日届いたので(いつも通りアレはナニしておきます)、例によりまして書誌データを以下に記しておきます。何とぞよしなに……。まず著書リストの「12. 十三番目の陪審員 -森江春策シリーズ(6)-」の項に、

 2) 角川書店 刊 / 文庫版(角川文庫所収) / 2001年8月25日付初版 / 本体価格648円 /

 次に長編リストの「8. 十三番目の陪審員 (森江春策シリーズ長篇・5)」の項に、

 2) 『十三番目の陪審員』(角川文庫・2001年8月25日付初版)

 ――を付してください。それともはや過去ログの彼方に流れ去った『赤死病の館の殺人』関連も一つよろしゅう。

 あ、あと長編リストの『地底獣国の殺人』の項で“(ロスト・ワールド)”が、2)の文庫版から落ちているのは、このバージョンから「ちていじゅうこく」と読ませるようになったようなので(篠田真由美さんの『琥珀の城の殺人』みたいに)、1)同様“(ロスト・ワールド)”を挿入するか、いっそ1)も取ってしまった方がいいかもしれません。どうせ表題でうたっているので。これはたふん僕のミスです。すみませぬ。

 待ってましたとばかり、こんな雑用をお願いする小生を平にお許しアレ!

2428.Re:脱稿しました…… 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月21日(火)04時47分35秒

>かんとく

 よかったよかった、大いに休養されたし。

 僕はといえば、作中で探偵小説家を殺す関係上、自分の名前をもじろうと数時間を無駄に費やしてしまいました(アシュビイ、馬酔木、明日辺と「七つの心を持つ探偵」でやりつくしてしまったので)。まさか他の作家さんのパロディってわけにもいきませんからね。

 それはさておき、つい先刻(おいおい、いま何時だよ)ちょっとうれしいことがあったので、台風接近中というのに散歩に行ってきます。しかし昨日今日あたりは朝に寝床に入っても、一、二時間ですぐ目が覚めてパソコンに向かい、宵のうちちょっと寝て――という何者かに突き動かされるような執筆モードに入っております。……って、もう今さら遅いんですが。

 その割に今日したことは、ドバーッと25枚書いちゃった読み切りの冒頭部を、これでは事件を起こす枚数が足りないので必死こいて削ったこと。非効率ですなあ。

2427.脱稿しました…… 投稿者:かんとく  投稿日: 8月21日(火)04時23分55秒

 原稿用紙換算約540枚……そら遅れますって、予想より140枚も膨れあがったら……。
 ともかく、今日はこのまま休んで、明日職場でプリントしてから直でお渡しするつもりです。これで、取り敢えず今週いっぱいは楽になれる……がく。

 ちなみに題名は『不可視-Invisible-』。本格ミステリの筈がアクロバットパズラー+恋愛小説になってしまった気が。

2426.見よ 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月20日(月)04時38分16秒

 この恐怖のドドイツ効果を。どこまでも広がる、この荒涼とした世界には、ただ冷たい風が吹きすさぶばかり。おそるべし、オヤジギャグの威力。日ごろオヤジギャグをあざ笑いながら、自分が発するギャグがまさにそれであることに気づかなかったオヤジの哀れさよ。

 というわけで、かんとく流に言うと拙者も潜航します。長編『グラン・ギニョール城』と読み切り「探偵映画の夜」の並行執筆であります(また、そういう労力ロスなやり方を……)。

2425.赤死病の館で疲れを癒しゃ、夢とうつつにポーとなる(都々逸) 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月17日(金)19時54分51秒

>いなばさがみさん

 「満洲日報」まで調べ上げるお方だけに、またとんでもない記事がお目にとまりましたね。対抗上、上記のようなドドイツなどひねり出してみましたが、まあ窓の色ガラスだけなら大してお金もかからないのでしょうが。それにしても棺桶形のベッドというのは、夜中にトイレに行くときに邪魔臭そうだ。

>有坂はやせさん

 あの日はお疲れだったでしょうに、駆けつけてくださったのですよね。お時間の都合もあったでしょうに、申し訳ありませんでした。いただいた「フィールド熱愛宣言」、いいですね。ボーイズものといっても、こういうさわやかネタならほほえましくて普通に読めます。うーむ、これはこのジャンルも研究してみなくては(←思わぬ方面に目覚める奴)。

>田辺さん

 お疲れさまでした。お作の健闘を祈ります。

 またまた関係ありませんが、昨夜は“Sherlock Holmes and the Secret Weapon”(1942)見る。内容は実に他愛ないスパイスリラー(らしい。原作は一応「踊る人形」)で、原作通りにベーカー街に住むホームズとワトスンが第二次大戦中を舞台に活躍するのは、どうにも変なのだが、ベジル・ラズボーンとナイジェル・ブルースのH&Wコンビがあまりにもはまり役なので(これを見ると、ジェレミー・ブレットですら物足りなくなります)納得させられてしまう。ライオネル・アトウィルのモリアーティー教授もいかにも陰険な感じでよろしい。しかしこのテープ、いやに安いと思ったら、何と3倍速で録画してあるじゃないの。売りもんでこんなソフト初めてだぁ。

2424.お疲れさまでした 投稿者:有坂はやせ  投稿日: 8月17日(金)13時49分45秒

遅くなりましたが、先週末はお疲れさまでした。
まさかあのような場所にご招待頂けるなんて、夢にも思っていなかったので嬉しかったです。
なのに、徹夜と疲れでろくに満足に会話としてキャッチボールができずに大変失礼致しました。
あのような機会はもう2度とないんだろうなぁ…ほんと、有坂は幸せ者です。
有難うございました。

http://www.scn-net.ne.jp/~f-s/top.htm


2423.赤死病館 投稿者:いなばさがみ  投稿日: 8月17日(金)07時42分08秒

今朝の新聞に出ていたものですが、新潟県松之山町の町営宿泊施設「夢の家」が人気を集めているそうです。どんなところかというと、築100年を超える木造民家の4つの部屋をそれぞれの部屋ごとに窓に赤・青・緑・紫の色ガラスを張って、部屋がその色に染まるというまるであの作品のようなところ。ちなみに客は棺桶形のベットで眠るそうです。宿泊者の感想ノートには「体が真っ赤に染まっていく夢を見た」というものも。この部屋で「赤死病館」を読んだら臨場感あふれるんでしょうねぇ

2422.突然日記「出た日が命日」パスティーシュ版 8月16日(木) 初めての原稿持ち込み 投稿者:田辺 正幸  投稿日: 8月16日(木)22時55分02秒

本日午後、外回りのついでに光○社に寄り、担当編集者の方に書き上げたばかりの長編の原稿を渡してきました。
今までは全て郵送していたので、原稿の持ち込みというのは今回が初めての経験です。
お会いした担当編集者の方とのやり取りは下記の通り。
「御苦労さまでした。何枚くらいになりましたか?」
「約1000枚です」
「えっ……」(絶句)
う〜む、よく考えてみると、この企画はノベルズ版のものなのですよね……。ノベルズ版の長さは普通500枚から600枚ですから、少々長すぎたかも知れません。
担当編集者の方のお話では、私以外にも既に13篇の作品が集まっているとの事。現在追い込みに入っているかんとく様の作品もここに加わるはずですから、全部で15作品ですか。審査はあくまで作品本位で進められるので、全作品が活字になる可能性がある反面、もし出来がかんばしんなれば、全部没になる可能性もあります……。

架之さま
拙作への応援、ありがとうございます。本人も後は運を天にまかせる心境です。
ちなみに拙作のタイトルは『双月城の惨劇』であります……。これも一応「古城もの」ですね。
ご指摘の通り、次回作はアレクセイ・フェイドルフ三部作の完結編に取りかかります。締め切りが9月30日なので、かなりの強行軍になりそうなのですが、果たしてどうなる事やら……。















2421.『グラン・ギニョール城』です 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月16日(木)19時32分18秒

>架之さん

 タイトルだけで用がすんじゃいましたが、「・」つきです。原書房のIさん見てます?

>みわっち。さん

 とはまた気が早い……何て言ってるから季節が過ぎちゃうんですよね。うーむ。ここで海原お浜・小浜のネタ(お正月からの一年間を猛スピードで語ってしまい「そない言うてる間に年が明けておめでとうさん!」「せわしないなァ」というやつ)を思い出すのは僕とランプさんぐらいか。

 全然関係がありませんが、いまテレビをつけると「モー。たいへんでした」をやっていた。何週間ぶりだ?

2420.古城の胡椒が小姓の鼻をこしょばした(つまらないなあ。すみません)。 投稿者:架之  投稿日: 8月16日(木)18時36分55秒

近頃勤め先から書き込みが出来ないので、図書館のパソコンを借りてやっています。うう、辛い……。

芦辺先生。
お返事をどうもありがとうございます。
それと、一つ質問があります。以前エイロク様がおっしゃっておられた「ミステリー・リーグ開幕」の記事を私も読んだのですが……「近刊予定」の中の先生のお作のタイトルが、『グランギニョール城』になっていました。『グラン・ギニョール城』と、どちらが正しいのでしょう?

田辺正幸様。
長編の脱稿、おめでとうございます。お疲れ様でした。編集部審査を無事通過する事を祈ってます。次はいよいよ、「三部作完結編」でしょうか。ゲラ校正の合間を縫う執筆作業は大変だと想いますが、頑張ってください。(←気が早いって)

先生方の作品の刊行を、楽しみに待たせていただきます。
架之でした。

2419.じゃあ、今のうちから。 投稿者:みわっち。  投稿日: 8月16日(木)08時45分41秒

考えて行きましょう(^^)。<ってるうちに秋が終わって寒風吹きすさぶパターン

ちなみに9月は9月22(土)23(日)24(月)、10月は6(土)7(日)8(月)、11月は23(金)24(土)25(日)、という日程だと土日を含めた3連休があります。もし明治村ならばこのあたりが考えやすいかと(今年の秋に行なう!と仮定してのお話ですが)。

<いっそ大阪あたりでパーッといきましょうか

 大阪でドンちゃん騒ぎをする分には季節関係なしでできますね〜。ちなみに大忘年会だとしたら12月22(土)23(日)24(月)が連休ですが、さすがにクリスマス(ウカレトンチキな二人組が街に大量に出没する日)にバッティングさせるのも、問題ありそうですね(^^;
 まあ、それはそれで泥濘荘的で良いかもしれませんが(爆)。その上集まる人数が13人だったら最高だけどなあ。

 ……は!こういう発言が自らを大変な状況(幹事?)に追いこんで行く第一歩なのかしらん。

2418.あ、書き込んでる間に…… 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月16日(木)00時11分31秒

>小林文庫オーナー様

 これはこれは、ようこそのお越しに感謝です。あのときは本当にお世話になりました。放出本のけん、それからリストの件、ありがとうございました。今後とも、そちらには寄らせていただきますので、よろしくどうぞ。さあ、あの新作構想、どう実現させていきますか。オーナーさんからのご期待と、そちらのリストの項目が増えてゆくことを励みに頑張りたいと思っております。

2417.本当にお疲れさまでした 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月16日(木)00時06分52秒

>天野さん

 いやいや、天野さんには幹事としてお世話になったこと、心から感謝しています。唐突な電話、当方からすればビックリさせようという悪戯心が多分にあったわけですが、現に当日の段取りを考えておられた側からすると、それどころではなかったのではと反省したりしています。本当にお疲れさまでした。

 神保町駅まで送っていただいたときの写真は(まだ現像出してませんけど)、ひそかな記念だったりします。お役目第一で、ゆっくりお話しできませんでしたが、次の機会にでもぜひ。いや、何となくそう先ではなくありそうな気がします。

 それにしても、あの席上でもいいましたけど、「冬場は明治村でのオフはきついから、もうちょっと先だねー」って言ってる間に春が通り過ぎて、「夏の炎天下に明治村オフは無理だよー」つってるうちに秋が終わって寒風吹きすさぶパターンが続いてる気がしますな。しかし、いつかは必ず。いっそ大阪あたりでパーッといきましょうか(←無責任な発言)。

2416.私も、今ごろですが…… 投稿者:小林文庫オーナー  投稿日: 8月16日(木)00時02分21秒

芦辺拓 様

 「黒猫荘 真夏のミニオフ」に、飛び入り参加していただき、ありがとうございます。
 芦辺HP三羽鴉の皆さんのHPを見ていて、11日か12日には「何か有るな」と想像していました、まさかご本人が登場されるとは!
 本当に、ビックリ、感激しました。 こんに嬉しい驚きは、初めてかもしれません。
 
 芦辺先生には、新作の構想をたくさん聞かせていただきました。
 お聞きしたお話が、どう小説化されるのか…、うーん、とっても楽しみです。
 ミステリー界の裏話も、聞かせていただいちゃいました。
 改めて、大変ありがとうございました。
 芦辺先生にも、楽しんでいただけたようで、安心しました。

 それから、新本格著書リストなど、お気づきの点が有りましたら、またご指摘下さい。

http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/


2415.今ごろですが…… 投稿者:天野一  投稿日: 8月15日(水)23時18分13秒

 芦辺先生、11日は、はるばるお越しくださいまして、ありがとうございました〜。

 当日はもう、お会いできたというだけでほとんど胸がいっぱいで、遠くの席からお姿を眺めておりました(爆)。
 いや、幹事として、後から合流する人を迎えに行ったりで、席を外すことが多かったので、お近くに座るのもどうかと思ったのですけど……今になって、物凄く後悔です。
 あああ、私も色々お話を伺いたかったです〜〜〜〜(号泣)。

 あ、書きこみの日記を拝見しました。やはり驚かれましたか。初めてお会いする方には、いつも驚かれるのです……。

 それから、当日お会いできた皆様も、ありがとうございました。至らない幹事で、ご迷惑をおかけしたかもしれません……(特に有坂さん、段取り悪くてごめんなさい〜〜)。

 そ、それではまた。失礼致します〜。

2414.何の何の&フー・マンチュー博士との遭遇 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月14日(火)03時27分31秒

>鮎さん

 こちらこそ実に楽しかったです。ちょっとは執筆の能率も上がったようで、まさに黒猫荘オフ会効果ですね。そうですよ、山吹みはる役の鮎さんがいたせいで、ふだん寡黙な僕がここまで語ってしまったのでありますよ(←ここ、全員のツッコミどころ)。それと、あれぐらいでは壊れて見えなかったですよ。いや、ほんとの話が。

 関係ないけど、昨夜ボリス・カーロフが怪中国人フー・マンチュー博士に扮した「成吉思汗の仮面」を見ました。うぷぷぷ、チンギス・ハーンの墳墓から掘り出した神秘の秘密を奪い合う西洋人たちとフー・マンチュー博士(どう考えても前者の方が悪い気が……)という構図はともかく、怪人の秘密基地の造りといい、いい年して子供が「どくやく」を調合するのと同じようなことしてみたり、善玉グループをやたら拷問台にかけてみたりする展開といい、はるか後世に極東で作られた特撮物とほとんど同じですね。最後、群衆(といっても悪もんの方)に向かって発射されるぞんざいな殺人光線も大変よろしい。いま執筆中の作品にすぐさま影響を及ぼしております。

 ……あ、みなさんの活発な書き込みで、ありがたくもいつのまにか下方に流れちまいましたが、11日のオフ会の日記を帰阪直後に買いときましたのでご参照アレ。

2413.お礼。 投稿者:  投稿日: 8月14日(火)01時55分26秒

11日は、ありがとうございました。
とても楽しいひと時を過ごす事が出来ました。

「ジョナサン」では隣り、「さくら水産」では向かいの席だったのに、何一つまともなお話が出来ず”山吹みはる”状態ですみませんでした。それに、「さくら水産」では壊れてしまう始末……(穴があったら入りたい)。

な、何はともあれ、本当にありがとう御座いました。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/3282/


2412.実は……。 投稿者:みわっち。  投稿日: 8月14日(火)00時49分22秒

<考えてみれば『東京探偵団』は私が高校生の頃リアルタイム連載ですから『少年キング』なわけがないですね。

<「少年キング」の廃刊
<昭和63年でした
<みなさん若いのね。

 時期にもよりますが、「昭和63年は既に高校生ではなかった」という叙述トリックだったりして(爆)。ちょうど節目なんですよ、実は。

2411.いやいやいやいや 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月14日(火)00時34分30秒

>みわっち。さん

 お礼だなんてとんでもないです。もう、みなさんがお集まりと聞いては行きたくて行きたくて、ほんとはあらかじめ告知しておくべきだったんですが、諸般の事情でイキナリ合流ということになってしまったんです。

 えっ、「少年キング」の廃刊っていつだっけと思って、小林文庫さんから放出本としていただいた『少年画報大全』で調べたら、昭和63年でした(週刊から月2回刊の「少年KING」になったのが、その6年前)。当たり前ですが、みなさん若いのね。

 いやもう高待遇だなんて。それと、あのときも言いました通り、読者の皆さんからのご要望を取り入れるのは好きなので、バンバン思いついたのをお知らせください。あらためまして、あの日のみなさんに感謝!

2410.すいません(汗)。 投稿者:みわっち。  投稿日: 8月13日(月)23時47分43秒

何よりも先にお礼をいわなきゃいけなかったです(↓下の書きこみ)。

では、改めまして(汗)。

11日は大変ありがとうございました〜。
おかげでとても楽しいひとときを過ごすことが出来ました。

それにしても今回の件で全国の芦辺拓ファン、森江春策ファンから石礫を投げられてもしようのない高待遇を3羽烏は受けてしまった気がいたします(^^;;。
本当にありがとうございました。ぺこり。

2409.れ、冷静に考えると……。 投稿者:みわっち。  投稿日: 8月13日(月)23時36分13秒

勢いに任せてとんでもなく失礼なことを言っていたりしたんじゃなかろうか、と物凄く冷汗ものです。あの時の私はいつもより3倍くらいテンション高め(当社比)だったものですから(冷汗)。その割りには全くまともなことは一言もお話できなかったような……。

あ。そうそう。『東京探偵団』、連載は小学館のサンデーではない少年誌(少年ビッグ?)、でした。うろおぼえでものを言うと恥を掻く、という典型的なお話ですね(汗)。でも、雑誌が廃刊になってアダルトチックな雑誌に移行したため、6巻に収録分のラスト3話がああいうお話になってしまった、というのは間違い無いところです(冷汗)。考えてみれば『東京探偵団』は私が高校生の頃リアルタイム連載ですから『少年キング』なわけがないですね。すいませんすいません(汗)。

あと某怪盗話ですが、私は新井素子のコバルト文庫『ブラック・キャット』シリーズ(『ブラック キャット1』『ナイト・フォーク ブラック・キャットII』『キャスリング ブラック・キャットIII 前・後編』の4冊が出ています)が本格度合いは高くなくてもお話としては成功しているのかではないかな?と考えます。

森江春策率いる少年探偵団……。楽しみにしてます〜♪
あ。当然(?)団員はお互いコードネームで呼び合う(プライバシー保護のため)んですよね?ってことは以前『和時計の館の殺人』等の前例から考えると、もしかして……。わくわく(^^)。

追伸;それにしても前日から聞いていればサインペンと『時の密室』もって行ったんだけどな〜(まだいうか、私(爆))。

2408.こんなところに森江春策&新島ともか 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月13日(月)04時22分27秒

 ……嘘です。でも、時代がさかのぼったらこんな感じかも。ただし、東映の金田一シリーズでの助手・白木静子はメガネをかけているのが伝統なので、これは事件のヒロインの方でしょうけどね。

http://isweb28.infoseek.co.jp/novel/okugim/pf-013.htm


2407.Re:追加報告など。& おはよう御座います 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月12日(日)19時48分17秒

>架之さん

 これはわざわざありがとうございます。柳さんという画家さん、確かに古い少年雑誌の書影などでよくお名前を見かけます。今はああいう一見リアルでドラマティックな筆致で、荒唐無稽な物語の進行を助ける挿絵ってどうなんでしょう。

>レーン卿さん

 おお、英国帰り、しかも「ねずみとり」の芝居とホームズ博物館をご訪問になったとはうらやましいですね。お名前通り、国際派でいらっしゃるようで。よければ、当掲示板へでも印象など書いていただけたらと思います。またよろしく!

2406.私的な連絡で申し訳ありませんが・・・・・・。 投稿者:田辺 正幸  投稿日: 8月12日(日)18時52分21秒

いなばさがみ様。
メールを有り難うございました。
資料をお送りしたいのですが、送付先が判りません。メールアドレスを御一報いただければ幸いです。

2405.おはよう御座います 投稿者:レーン卿  投稿日: 8月12日(日)16時06分39秒

お久しぶりで御座います。
昨日ロンドンから帰国したばかりなのです。
アガサ&ドイルファンの私はマウストラップとSh博物館を観に行きました。
凄いですね〜マウストラップ。今年で49年目来年で50年目(って当たり前か)再来年で51年目・・・・・
書き込みしたい事が多すぎるので一旦ここで終わりにしたいと思います
私事ですみませんでした。m(_ _)m

2404.業務連絡&脱稿お祝い 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月12日(日)03時35分08秒

>かんとく

 今日は電話をありがとさんでした。で、前の分のリスト更新ができないほどお忙しいのに何ですが、角川の『新世紀「謎」倶楽部』文庫化に伴う記載事項を記しておきます。短編の8.「《ホテル・ミカド》の殺人」の項で、

 4) 『新世紀「謎」倶楽部』(角川文庫・2001年8月25日付初版) ※2)の文庫化

 ――です。ただし、テキストは〔改訂版〕の方を使用していますので、その旨記したほうがいいでしょうか。

>田辺さん

 脱稿おめでとうございます。相当な大冊になりますね。お見事です。よい結果が出るのを期待しております。

2403.突然日記「出た日が命日」2001年8月11日(土)八百八つの町や橋 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月12日(日)03時21分26秒

 本日は小林文庫さんとこの「黒猫荘オフ会」を中心に、コミケ探訪その他、明日以降もさまざまに続く行事の嵐(一名・48時間耐久オフ会)が繰り広げられる、その皮切りの日であります。そこに芦辺砦の三悪人(また言ってる、三羽烏ですね)が集われるというので、これはぜひ携帯で直接お話をし、エールの一つも送らせていただこうと考え、お三方とメールにて段取りと番号交換を行なったのでありますが、その一方で私はある野望がふつふつとわいてくるのを禁じ得なかった。それは……東京から電話をいただいた際に、大阪にいるはずの私がまさにその場所にいたら面白いのではないかというものでありました。

 とはいっても、泊まりがけとなると結局二日を旅とその疲れ癒しに費やしてしまうので、さすがにはそうはできず(何せ昨日も吉朝さん聴きに行ってるし)、その日の最終〈のぞみ〉の席が取れればということで、計画を立てたのでした。ちなみに、私は帰省経験がないので、この時期の交通事情を知りません。何にせよぶじ指定券が取れ、何よりご一党にはぜひお会いしたいというので、浪花―江戸とんぼ返り計画を実行に移すことにしたわけです。

 コミケとやらも一度見物しようかと思いましたが、ぐっとこらえて午後3時からのオフにのみ飛び入りすることに。本当は集合場所の神保町・三省堂にコツゼンと現われるつもりだったのですが、それでは当掲示板においでのみなさんのうち、有坂はやせさんや縹さんのようにコミケにのみ出展される方たちには知られずにすんでしまうというので、やむなく午前11時10分発のひかり187に乗る直前、新大阪駅から天野さんの携帯にtelしました。かけた僕は天野さんの声にびっくりしましたが(なぜ?)、天野さんは格別そうでもないようすに「スベったかな」と思いつつ、上京の件を連絡。もっとも、あとで聞けばかなりビックリされたとのことでした。あと、もう少し電話のタイミングが遅れていたら、比喩的な意味ではなく電波乱れ飛ぶコミケの会場内に入って連絡がつかなかったのではとのことでした。

 東京駅着14時7分、そこから地下鉄で大手町経由、オフ会集合場所の三省堂の一階ミステリコーナーへ。おお、おられるおられる、まるで面識はないもののそれらしき人々が、天野さんやみわっち。さん、鮎さんら三羽烏のみなさん、それに小林文庫オーナーさんらと感激の対面となったあと、実に17、8人もの人を収容できるところを求めて周辺をさまよい、ファミレスの「ジョナサン」の一角を占領する形で席につきました。お集まりの方々は(自己紹介が聞き取れずハンドルがわからなかった方が何人かおられます。あと表記ミスなどありましたらすみません)前述のみなさんのほか、無謀松さん、イワイさん、しょーじさん、桐生さん、のりりんさん、ハンさん、近田鳶迹さん、宮澤さん、茗荷さん、寒月さん、FOOLさん、貫一さん――といった方々。あとで加わられた方もあり、一方かんとくこと深川拓さんからメッセージが入ったり、コミケを撤収された有坂さんが立ち寄ってくださったりとにぎやかなことになりました。放出本大会などほぼドリンクバーだけでお店側の経営を危機に陥らせつつ、縹さん描く新島ともか&森江春策像をゲットしてこられたのをいただいたり、有坂さんからは直に冊子を頂戴したり。

 さらに夜とともに「さくら水産」なる居酒屋にての飲み会へ。そのにぎやかなことは言うまでもありませんが、例によっての私の発言の数々はどうぞご内密に(って、大したこと言ってやしませんが)。大いに歓を尽くしまして、残念ながらのぞみの時間も近くなり、涙をのんで9時15分前ごろ辞去。天野さんとのりりんさんに送られて地下鉄にて東京駅へ。そして21時18分発のぞみ69号にて離京――。

 たった7時間ほどの東京滞在、あわただしい大阪との往復でしたが、疲れるどころか大変なエネルギーをいただいた気分。新作へのご意見・ご要望も得たことだし、月並みな言葉ながら頑張るぞ! という気分であります。どうもみなさんありがとうございました!

2402.遂に脱稿! 投稿者:田辺 正幸  投稿日: 8月11日(土)19時03分45秒

遂に長い間の懸案だった長編を脱稿しました。最終的な締め切りに先立つこと三日前、当初の予定より一ヶ月以上遅れた勘定になります。担当編集者の方には本当に御迷惑をおかけしました……。
何しろ、当初は200枚前後の中編を三本ほど集めた中編集になる予定だったのですが、そのうちの一編が伸びに伸びて、最終的に960枚の長編になってしまったのですから……。上限が1000枚と決められていますので、これはボーダーラインぎりぎりの枚数でしょう。書いている本人も、まさかこんなに長くなるとは思いませんでした。超大作ならぬ『長大作』になっていなければよいのですが……。
もちろん、全くの新人の作品がそのまま本になる筈がなく、編集部の厳しい審査が待っています。果たして結果は採か否か……。運を天に任す心境です。
それにしても、最近は講談社ノベルズから田中啓文氏と三津田信三氏の長編が出るなど、「本格推理」出身の諸先輩方の活躍が顕著になってきました。末席に連なる身としては、一日も早く先輩諸氏に追いつき追い越せと、気ばかり焦って力量の伴わないもどかしさに、焦燥を噛み締める日々であります……。

芦辺様。
『グラン・ギニョール城』御執筆の本格的な始動、楽しみにしております。
偶然ですが、拙作長編も「古城の連続密室殺人もの」であります。う〜む、思いきり内容が被っているような気がするのですが……。
おまけに、万が一拙作が編集部の厳しい審査をパスして刊行の運びとなった場合、刊行時期がもろに『グラン・ギニョール城』の発売とぶつかる可能性があります……。貴兄のハイレベルな作品と拙作では端から勝負になりませんので、なるべく衝突は避けたい反面、『グラン・ギニョール城』の尻馬に乗って少しは拙作も売れないかなと、淡い期待をしております……。う〜む、典型的な「取らぬ狸の皮算用」ですな……。


2401.突然日記「出た日が命日」2001年8月10日(金)また買うてしもた&サラダホール落語会 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月11日(土)03時14分07秒

 せっかく『グラン・ギニョール城』がちょっと走り出したと思ったら、たちまち図に乗って、というか逆にクールダウンの必要性を感じて筆を置いて、外出計画を練ってしまう私(ものも言いようで……)。おお、と思ったらドサリドサドサと宅配便が。まずは「ダヴィンチ」編集さんにお願いした記事のコピー、こないだ東京駅で角川のカメラマンさんに撮ってもらった著者近影の紙焼き(し、白髪が……)、んまー、同じ日に日仏学館でやったトークのお礼ということかルパングッズが、そして一番大きいのはアマゾンからのビデオの箱! ベジル・ラズボーンとナイジェル・ブルースのコンビによるシャーロック・ホームズ映画三本セット(Dressed to Kill, Terror by Night, Secret Weapon)とワナー・オーランドの“Charlie Chan's Secret”、それにボリス・カーロフの“The Mask of Fu Manchu”――あの、ちゃんと仕事しますから、ちょっとだけ見させて?

 しかし、今日はそれどころではない。かねがね行きたかった桂吉朝師匠(な、な、なんと、このページにもおいでの悪役ランプさんの同級生とのこと)の落語会に出かけるのだ。会自体は晩からですが、何かとバタバタ。まず、なぜか「みどりの窓口」に寄って(←謎の行動!)から、南海線尾崎駅へ急行で半時間以上かけて行き、阪南市のサラダホールへ。

 実は今回この行動を起こしたのは、ランプさんの友人が拙著を読んで「この芦辺って推理作家、吉朝さんに似てるな」と評した由。何でも、精緻でありつつ機知に富み、何より面白く、さらにはジャンルへの愛情では比類がないにもかかわらず○○○○ってのが一致するそうで、それでシンパシーをもたれても吉朝さんには迷惑な話。

 開演は7時ですが、6時から出演の皆さんとの雑談会。実はこれがお目当てではあったのですが、いやあ、すっかり忘れていましたよ落語という芸のライブの魅力。一番手、桂米吉さんの「時うどん」(上方でよく聞く、最初は友達同士の二人連れがうどんを食い、片方が代金をごまかすのを見てもう一人が真似をするバージョンではなく、ある男の手口を近くで見ていた男が後日同じことを試みるという江戸バージョン?でした)、あんな手垢のついたネタが、演者の細部へのこだわり、うどん食い描写の徹底によって新鮮に見えるものか。お次の桂こごろうさんの「へっつい盗人」、「天満の堀川監獄の堺への移転」なんて史実をとどめた古典ながら、後ろめたい仕事にもかかわらず異様にはしゃぎだす喜六の描写が、異様な笑いの空間を現出。桂宗助さんの「肝つぶし」、恋煩いで寝込んでいるという発端から始まる話が、どんどん突き崩され、あげく夢の中で会った女に恋した友達のため、義理にかかって妹を殺そうとするムチャクチャな展開を、何とも奇妙な味で語りきってしまったのにはお見事。そしてトリの吉朝さんは「遊山舟」。酒好きの桂米之助師のもとで稽古をつけてもらった思い出から始まり、今は失われた水の都の夏、難波橋からの夕涼みに聴くものをひきつけました。いつもは蛇足のように感じられる喜六と女房の一幕も、祝祭空間の続きのようで、いと楽し。

 いやー、落語ってほんとに……すみません、仕事に戻ります。でもちょっと、明日もアレなんだよな(←謎の言葉)。

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