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2400.炎天下ではノートパソコンの方が悲鳴を挙げる。 投稿者:かんとく  投稿日: 8月10日(金)19時29分25秒

 ……と判明しました。加えて昨晩うまく眠れなかったため場内で体調も思わしくなく、客としてのサークル巡りは失敗気味でした。まあ、肝心な方へのご挨拶は済ませてきましたし企業ブースの一覧も取得してきましたし(並ぶ余裕なし!)、何より次回コミケの参加申込書を二冊入手してきましたし。何故二冊かって? そりゃもちろん(以下自粛)

 と言うわけで依然余裕はありませんのでその他のことはまたいずれ。あ、私は明日、何故か「SHANHAI NOON」と記された麦わら帽子を被ってミステリ絡みの一画を徘徊していると思われます。気付いたらどうぞご遠慮なくお声を下さい。

2399.追加報告など。 投稿者:架之  投稿日: 8月10日(金)18時39分58秒

見直してまいりました。
『少年科学探偵』が掲載されたのは、『少年少女世界の名作文学48巻「日本編4」』で(この中には、田辺様に想い出深い(?)『坊っちゃん』も収録されています)、挿し絵を担当されたのは柳柊二という方でした。検索をかけてみて驚いたのですが、結構多数の推理小説やSF小説のカバーや挿し絵を手がけておられる方なのですね。検索には、俊夫少年の肖像画は引っかかってこなかったので、リンクを貼ってご紹介できないのが残念です(とっても格好いいんですよ)。

かんとく様。
昨日書き込めなかったのですが、データ漏洩の件、どうかお気になさらず。私自身はさして気にしてませんから。それと、炎天下の中のご執筆は「大変」の一言で済まされるものではないでしょうけれど、卒倒されてしまわないようにどうぞお気を付けください。
架之でした。

2398.目印。 投稿者:  投稿日: 8月10日(金)03時09分43秒

私は、青く「風」と書かれた羽生5冠王の扇子を持って流離っております(笑)
どうぞ宜しく。

2397.私も目印。 投稿者:みわっち。  投稿日: 8月10日(金)00時49分54秒

白地に墨痕鮮やかに書かれた「やっとかめ」扇子を持ってうろつくと思います(爆)。

どうぞよろしく。

あ。縹透瑠さんが、本じゃないけどペーパーで新島ともか嬢を描いてくれているそうです♪

2396.ワタシはココ… 投稿者:有坂はやせ  投稿日: 8月10日(金)00時45分04秒

>8/11の皆様
一応ワタシの居場所なぞ。
私・有坂はやせは東4ホール・ム-47aでございます。
もしくは『Sweet&Bitter.』で探して見てください。
割と場所自体は解り易い所です。
待ち合わせなどにもどうぞ!?

小説系は西ホールの配置ですよね。
東ホールまで来るのに、かなりの時間と労力を費やすこととなりますが、
それでも構わなければ、よろしくお願いしますvvv。

2395.わあ、もう間近だ。 投稿者:天野一  投稿日: 8月10日(金)00時36分49秒

 ども、再び天野です。

 そういうわけで夏の祭典なのですが、とりあえず目印として、『赤死病の館の殺人』を持っていようと思います。

 かんとくさんは……炎天下、執筆に専念されているお方を探してみます(笑)。あやしい3人組に囲まれたら、もしや、ということで。(?)
 有坂さんのところへは、直接スペースにお邪魔させて頂きますね〜。お二方ともお忙しいとは思いますが、ご自愛くださいませ〜。

 芦辺ファンのよしみで仲良くしてやってくださいませ〜。

2394.三悪人ご一行様&暑中お見舞い御礼その他 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月10日(金)00時25分50秒

 ……てなわけで、森江本は絶対にないと思いますが、コミケ楽しんできてください>天野さん、鮎さん、みわっち。さん(五十音順)

>有坂さん

 やや、これはありがたくも麗しいバーチャル葉書をありがとうございました。例のブツが今後のお作に何か好影響をもたらせばいいのですが。コミケ撤収とかあるでしょうが、上のお三方に合流されてはいかがですか?

>架之さん

 むむ、『怪奇版画男』ネタでおいでなさいましたか。私はといえば、ぎりぎりのところでファックス用紙がなくなったり、連絡を取りたいときに携帯が圏外になったりすると「『怪人へなへな仮面』が出たっ!!」と思ってしまうのでした(『夕刊赤富士・上乃巻』収録)。

>田辺さん、かんとく

 というわけで、お互いに執筆頑張りましょう。拙者は若き日のエラリー・クイーンが編集して4号でポシャった「ミステリー・リーグ」の表紙を確かめるため、例によって無駄かつ趣味的な時間と手間を費やしてしまいました。ご協力いただいた某さん、申し訳なし。

2393.そうそう 投稿者:有坂はやせ  投稿日: 8月 9日(木)23時19分20秒

>芦辺倶楽部の皆様へ
遅れ馳せながら、暑中お見舞い申し上げます。
コミケが済んだら、残暑見舞いも作ろうと思っています(思っているだけで終わりませぬように…)
大した物ではありませんが↓へJumpして見てください

http://www.scn-net.ne.jp/~f-s/shotyuu.htm


2392.祭典直前レッドゾーン 投稿者:有坂はやせ  投稿日: 8月 9日(木)23時14分59秒

本文とチラシの印刷を終えて、これから表紙(滅殺)のちょっと息抜きに来て見たらびっくり仰天。
う、うちに来ても芦辺本はありませんよ〜(@_@;)A))。
そしてあるのはきっと納得いかない少年同士のクサレラヴコメディな本しかないですよ〜(汗)。
そんなでもよろしかったら是非声をかけてやってくださいませ(^^;)。
ついでに実物有坂を見て現実に打ちひしがれるのも一興!?(ね?かんとく様)
両手広げて大歓迎致しますvv>天野様・みわっち。様・鮎様・かんとく様

>芦辺先生
例の件については本当にお世話になりました。m(__)m
この前お知らせしましたが、無事に届きましたv。

http://www.scn-net.ne.jp/~f-s/top.htm


2391.暦の上ではすでに秋。しかしこの暑さは……。 投稿者:田辺 正幸  投稿日: 8月 9日(木)22時10分20秒

私も暑中見舞いを……と思ったら、すでに立秋を過ぎていました。これからは「残暑見舞い」なのですね……。う〜む、相変わらず世間様よりワンテンポ遅れる癖は治っていないようです……。
それはそうと、何故よりによって長編の最後の追い込みにかかっているこの時期に、ワープロが故障するのかしらん……。もう十年近く使っている機種ですから、そろそろ寿命なのかも知れませんが、何せ使い慣れた親指シフトボードですからねえ。なかなか代わりが見つかりません……。仕方がないので、当分はパソコンのワード機能で対応することにします……。

架之様。
おお、『M・R・ジェイムズ傑作選』を手に入れられましたか!
書いた本人も忘れておりましたのに、私の書き込みを参考にしていただき、ありがとうございます。
78年の初版というと、日下弘画伯の印象的なカバー絵のものですね。モダンホラーとは一味違った、古式ゆかしい西洋の怪談の語り口を存分に味わって下さい。特に冒頭の「消えた心臓」から「笛吹かば現れん」までの六編は、屈指の名作揃いです。
「本格推理」M巻は、いつでも私が余分に所持している分をお譲りしますので、仰言っていただければ幸いです。

かんとく様。
炎天下の駐車場での御執筆とは……。作品の完成にかける貴兄の情熱には本当に頭が下がる思いです。
作品に熱中するのは大いに結構ですが、本物の熱中症にならないよう、充分に御自愛下さい。
私の方は何とか8月15日の締め切りに間に合いそうです。お互いの健闘を心より祈っております。

2390.承りました3 投稿者:  投稿日: 8月 9日(木)13時43分16秒

ありがとう御座います。
ナニはアレということで、宜しくお願い致します。
ただ、他の方々に迷惑をかけやしないかということが心配でなりません(汗)。
そうならない様に気をつけたいとは思っているのですが……。

コミケは一人で何回も行っているのですが、大勢で行くのは初めてです。
天野さん・みわっち。さんに負けじと「別冊シャレード」を買い込もうとか、
有坂はやせさんの処へ御挨拶しようとか、色々考えております。

2389.報告兼暑中見舞い。 投稿者:架之  投稿日: 8月 9日(木)12時57分37秒

久しぶり(と言っても、ほんの2・3日空いただけですが)に書き込みさせていただきます。
田辺正幸様。
とうとう、とうとう見つけました! 田辺様お勧めの『M・R・ジェイムズ傑作集』! ……『本格推理』じゃなくてすみません。しかし、とうとう巡り会えたこの本は初版(1978年だったんですね。相当古い)なのにカバーが無く薄汚れた代物となっていました。くすん。残念……。でも、買いましたちゃんと。企画の合間に読もうと想っています。
芦辺先生。
教えていただいた「塚原俊夫」少年の作品が掲載された『少年少女世界の名作集』(←やはりタイトルうろ覚えです。ちなみに版元は小学館)と、先日感動の再開(笑)を果たす事が出来ました。中には小酒井先生の肖像も掲載されていました。挿絵を担当されていたのは柳某(すいません、下の名前忘れてしまいました……)という方でした。ただ、残念だったのは子供向けにと書き改められていた事です(「塵芥は語る」も「ほこりは語る」になっていました)。故、泣く泣く買うのを諦めました。くすん、辛い……。
コミケ参加組の皆様。
炎天下の中大変である事が予想されますが、頑張ってください。ちなみに私は、参加できません(地方在住人の哀しい性……)。
以上、報告と一緒に、暑中お見舞い申し上げます。

……ここまで書いて、唐沢なをき先生の「怪奇版画男」氏に「暑中見舞いをパソコンで出すとは何事だ」と言われやしないかとびくびくしております。頭に彫刻刀を刺した人物をどこかで見かけたら、それは私だと想ってください(笑)。
架之でした。

2388.承りました2 投稿者:みわっち。  投稿日: 8月 9日(木)07時31分44秒

おはようございます。
ありがとうございます。ナニがアレしてなんとやらということで(爆)、よろしくお願いいたします。
私は昨年に続いて2回目のコミケということで、その下準備などぬかりなく行なっていきたいと思います。ああ、今思えば昨年ひとりで参加したのは今年のための予行演習だったのかも(爆)。森江春策本の探索は元より、私も天野一さんに負けじと別冊シャレードを大量に買い込もうとか、有坂はやせさんや縹透瑠さんのところへ御挨拶しようとか、いろいろ考えております。

とりあえず、三羽烏企画のいいだしっぺとして、晴天・無事故・大成功のうちに当日が終了できればいいなあ、と、心臓ばくばくさせております。

では、また。

2387.過去ログ一部流出しました 投稿者:かんとく  投稿日: 8月 9日(木)01時55分10秒

 しくしくしく……原稿にかまけていて、最近流れが速まってるのすっきり忘れてました……申し訳ありません。たぶん、架之さんの発言を網に入れ損なっております……ひたすら平身低頭。

 それはそうと、こんなに危険な状況でも私もコミケ一般参加組です。明後日、炎天下の駐車場に座り込んで執筆を続ける所存。擦れ違ったら声でもかけていただけると幸い……って私はお三方のお顔を知らないのだった。

2386.承りました 投稿者:天野一  投稿日: 8月 9日(木)01時41分56秒

 ありがたいことです。そういうわけで、ナニはアレで、当日の詳細などは改めて分かる限りメールなどさせていただきます。

 とうとう、初めてのコミケです。すみずみまで森江本を探してみようと思います。
 有坂さんのスペースにもお邪魔しようとか、この機会に別冊シャレードを買いこもうとか。
 何はともあれ、田舎モノですので、ちょっとどきどきしています。

 それではまた。

2385.オフ会につき業務連絡をしたという連絡 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月 9日(木)01時26分40秒

>みわっち。さん、鮎さん、天野一さん(順不同)

 ちょっとナニなコレでアレしましたのでよろしく。

2384.な、なんでせう……? 投稿者:みわっち。  投稿日: 8月 8日(水)23時52分25秒

<せっかくお集まりの機会なので、ちょっと僕も考えていることがあるのですが、その場合はみわっち。さんか幹事さんにお伝えするかもしれません。

 い、いったい何があるのでしょう。どきどき(@@;。
 
 ……といいながら何かを期待してメルアドを入れてしまうところが、あさましい私(爆)。

2383.いやいや、金田一一は 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月 8日(水)17時43分10秒

>二階堂さん

 おっしゃる通り、反省はしてないみたいですね。いったん途絶えたのは、単にネタ切れになっただけのことらしくて。それより情けないのは、最近、金田一耕助ものの本を出す際に「金田一少年の祖父」をキャッチフレーズにしているケースがあるらしいことで、これはいくら何でもなあ。

 でもまあ、漫画やライトノベルで探偵ものが続々出されるようになったのはめでたいことで、実作も含めて応援したいと思っています(そういえば、昨日「サスペリア」の編集さんから電話があった)。そういう点で金田一少年の功績は大きいものがあるだけに、ちと複雑な心境ですな。

 ライトノベルといえば、新人さんの『天使が開けた密室』が評判の富士見ミステリー文庫から、霞流一さんと村瀬継弥さんの作品が出るようですね。楽しみ楽しみ。

2382.いや、金田一は 投稿者:二階堂黎人  投稿日: 8月 8日(水)16時38分32秒

いやいや、芦辺さん、金田一はまだ反省していません。この前、テレビで新しく始まった奴の終わりの方を偶然みたら、密室トリックのネタは森村さんの『高層の死角』そのままでした。あいかわらず、恥知らずな輩です。

2381.Re:着々と 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月 8日(水)02時28分08秒

>みわっち。さん

 某所に「芦辺関係者(だっけ)は東京駅に5時集合」と書いてあったので、ふむふむ夕方に集まるのかと思っていたら、ほかの時間がすべて24時間制で書いてあるのに気づいて仰天しました。あと、また別の某所で「48時間耐久オフ会」のスケジュールを見てますますビックリ。どうか生きてて帰ってきて下さい。せっかくお集まりの機会なので、ちょっと僕も考えていることがあるのですが、その場合はみわっち。さんか幹事さんにお伝えするかもしれません。

 つボイさんの「飛んでスクランブール」は、検索かけたらけっこう引っかかりました。

2380.着々と 投稿者:みわっち。  投稿日: 8月 8日(水)01時26分54秒

三羽烏コミケ上陸作戦は進行中っす(笑)。

そして、あのつボイさんのアルバムは確かに持っているのですが、本と同様、CDも山とあるのでなかなか探しきれないです(汗)。せっかくお話を振っていただいた(暗号関係)のに申し訳ありません(汗汗)。

あと、最近の若い衆だってちゃんと読んでますよ〜。私の別人格なんかじゃないです〜(^^)。

2379.かんとくの怒りに本格スピリットを見た 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月 7日(火)00時43分33秒

>かんとく

 脱稿へ向けて、互いにガンバロー! 僕は手が硬直していますが、若い君はこの老兵をおいてかまわずに行けーっ!

 今さら金田一少年談議もナンですが、あのシリーズの困ったところは、パクリ批判に反省したのかトリックが曲がりなりにもオリジナルになったら、かえってつまらなくなったということで、この点考えさせられますね。「金成陽三郎」氏の名がクレジットされていたころは、まだ物語のふくらみのようなものがあったのですが、後半はほとんど自己パロディのようになってしまって……。しかしこれは推理物のシリーズを書き続ける際につきまとう陥穽かもしれない。自戒々々。

2378.ちょっとだけ 投稿者:かんとく  投稿日: 8月 7日(火)00時14分11秒

『魔術列車〜』辺りまでは原作で読んでいますが、私は高木彬光氏の大傑作の手酷い亜流、としか見えませんでした。演出手法もそっくりですし。トリックのアレンジは島田御大の幾つかの作品を思い出せますが、大筋ではあちらではないかな、と。何やら原作シリーズの中では特に評判がいいという話ですが、聞くたびに「んなこと言うならこれを読んでみろーっ!!!」と食ってかかりたくなります。……最初の頃はまだ純朴で可愛げがあったように思うんですがねー……。

 と軽く絡んで離脱! 依然綱渡り状態! ほんまに間に合うのか?!

2377.スペ金問題はただの電波の仕業か 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月 7日(火)00時05分27秒

 ……いや、確かにそんな意見があったんですってば。

>早見さん

 これはありがとうございます。「魔術列車殺人事件」までの原作はけっこう読んでいるので、そこから考えると、拙作のどれかに似ているということではないと思います。第一「魔術列車――」なら、ネタ元にされたのは島田先生と綾辻氏のそれぞれ著名な長編ですしね。たぶん、私の志向する「ノスタルジック探偵もの路線」と共通項があったのなら、それもちょいと面白いかなあと考えて好奇心をわかしたという次第です。

 さっそくに、しかもご夫婦ともども拙著を読んでいただいてありがとうございます。お二人のご感想の差が面白いですね。早見さんがお作で「根元」をどんな風に料理されたかというお話も、そのうちぜひ。それと、むろん某社のミステリー、楽しみにしております。「奇談の友」(←何か変な雑誌みたいですね)が本格ジャンルに参入してくださるのはうれしい限りです。

>鮎さん

 うーむ、そうでしたか。さっそくに観た人に訊いていただいたとはご苦労をかけました。やっぱ、特に類似点はなかったみたいですね。うーむ残念。それにしても、鮎さんに訊かれた方も困ったのではないでしょうか。

 金田一少年シリーズには文句たらたらの小生ですが(だって、あれはやっぱりいけませんよ)、それでも七瀬美雪役にはちょっと一家言あったりするのでした。いや、待てよ。僕が知ってるような若手女優さんたちは、みんな二十歳越えてるか。

2376.新島ともかに鈴木杏嬢 投稿者:  投稿日: 8月 6日(月)23時44分22秒

……に反応(笑)←オイ

えー、スペシャル版の「魔術列車殺人事件」は観ておりません。
観た人に訊いてみたところ、「そんなふうに思わなかった」とのことでした。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/3282/


2375.スペシャル版金田一 投稿者:早見裕司  投稿日: 8月 6日(月)22時52分17秒

>芦辺さま

 幸い、その回は見ていますが、芦辺さんの作品のどれなのかが分かりません。
ご興味がありましたら、メールででもお知らせ下さい。

 ついでで何ですが、『赤死病の館の殺人』を読了しました。
 到って現実的なかみさんは、二話目を面白がっていました。私はといえば、
より「現実性のない」一話目、三話目を楽しく感じました。特に一話目の館に
ついては、その「根元」について、昔、使ったことがあるもので、なるほどな
あ、と膝を打ったのです。やはり芦辺さんの発想はすばらしい。

 そう言えば、私もどうやら、本格らしきものを書きつつありますが、日常の
謎に分類されるものなので、芦辺さんには見せたくないなあ。

http://www.hayami.net


2374.どこのどなたか存じませんが 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月 6日(月)19時48分14秒

 森江春策と新島ともかのイラストを描いてくださってます。ありがたやありがたや。下記の「モンストリー探偵社」のうち「ソラノキセキ」をクリックしてみてください。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/6536/


 あ、それとこれは鮎さんのページでうかがえばよかったでしょうか。新コンビによる実写版金田一少年シリーズ、いったんは「金田一耕助の孫」という触れ込みを控えてきたように思えたのに、また前面に押し出してきたので見ていなかったのですが、何でもそのスペシャル版(「魔術列車殺人事件」?)を見た人からの「芦辺拓の作品っぽい」みたいな感想をもれ聞いたのです。まあ大して深い意味はないのでしょうが、あのシリーズと拙作に近似点があるとしたら、こりゃ一つの不思議。場合によっては、新島ともかに鈴木杏嬢、森江春策の友人の探偵小説家役に松本潤君をイメージキャストしなければなりませぬゆえ(←アホか)、どんなだったかお教えください。

 なお、春風亭小朝師匠からロビン・ウィリアムズ氏まで混迷を続ける森江イメージについては、新説登場。竹中直人氏(友人の某脚本家氏による)、TMレボリューションの西川貴教氏(唐沢なをき氏の徳間書店刊行のコミックスを持ってることを自慢する某マニアック編集氏による)の両説です。

2373.川越幸子さんのHP開設! 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月 5日(日)17時43分29秒

 二階堂さんのサトルシリーズのイラスト、安倍晴明本、ももんがまんが、また「ジャーロ」などで活躍中の川越幸子(かわごえさちこ)さんのウェブサイトが開設されました(下記)。知らせを聞いてすぐ行ってみたら28人目でした。何かイキナリ濃い話題でページの色合いを決定してあげようかと思ったら、まだ掲示板がなかった。うーむ、敵もさるもの(どこがじゃ)。

 ともあれ、一度ご来訪を!

http://homepage2.nifty.com/MOMONGA/


2372.真夜中の業務連絡? 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月 5日(日)03時24分52秒

 先刻(午前2時58分)、「小説推理」誌の連載ものを書き終え、これにて長編書き下ろしに復帰できます。とりあえず晩飯(!)がまだなので、今からファミレスに食いに行くついでに、構想練りの立てこもりをしてきます。われながら何ちゅう生活じゃ。

2371.映画版『僧正殺人事件』を見た 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月 4日(土)21時23分43秒

“The Bishop Murder Case”(MGM・1930年、日本未公開)「カナリヤ殺人事件」「グリーン家の惨劇」のW・パウエル主演のパラマウント作品に続く形で、他社で作られたもので、ヴァンス役には西洋チャンバラの悪玉貴族(めっぽう剣の腕が立って主人公を悩ます)でおなじみの、後にはシャーロック・ホームズ役で活躍するベジル・ラズボーンが扮しています。これもなかなかの適役ですが、ヒース部長刑事はあまりにもユージン・パレットがぴったりなので、他の役者がやっていると戸惑います。これも不思議な話ですね。

 物語は例によって、かなり原作に忠実。よく本などにこの映画の一シーンとして用いられる写真に、ラズボーン=ヴァンスと映っている魁偉な容貌の人物、てっきりこれがディラード教授だと思ったら、ハンプティ・ダンプティになぞらえられるドラッカーでした。事件の起こる屋敷街の向こうに近代的な摩天楼が見えるのも同時代ならではで、ヴァンスがなぜか日本人の召使と暮らす高級マンションも出てきます。。ただ、さすがに原作の超絶的な殺人観念を取り入れることはできなかったのと、ヴァンスが犯人を実質的に始末してしまう趣向はありません。

 内容とは関係のないことですが、このビデオ、同じ業者(といってもコレクター兼業)から買ったのに比べると、びっくりするほど画質がよくて、その点でも楽しめました。それにしても1920年代の終わりから30年代は、本当に「名探偵の時代」だったのですねえ。つかの間の平和と繁栄(その一方では大恐慌がありつつも)、大衆文化の興隆と人間の知性や論理への信頼――そして、つくづくとそういったものが好きな自分に気づくのでありました。

 さてさて、こうして時間を費やした結果が、題して「探偵映画の夜」なる作品(小説? エッセイ?)に結実し、ぶじに某誌を飾ることができますや否や。ではまた、ビデオをもう一本……。

2370.例の件 投稿者:有坂はやせ  投稿日: 8月 4日(土)20時02分08秒

>芦辺先生
例の件については、丁寧な対応を有難うございました。
返信させていただきましたので、宜しくお願い申し上げます。
…実は掲示板を見てから、メールにことを知って急いで受信致しました(汗)。

2369.関係ありませんが 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月 4日(土)01時46分16秒

「影なき男の影」ってWOWOWでは放映されたんですね。ということは字幕つきで、筋立てもニック・チャールズの推理もすんなりと理解できたわけですな。う、うらやましい……。どこぞに丁寧にネタバレ含みでストーリーを紹介したとこはないですかね(←語学力のないやつ)。

2368.いや、その、どうも 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月 4日(土)01時10分03秒

>田辺さん

 さっそくに懇切なる書き込みを頂きまして、まことに恐れ入ります。私の書きようの非礼さは、すでに自覚して記したところで、そのようにおっしゃっていただくまでもありません。これは弁解になりますが、昨今はあまりに無根拠に「○○は××のパクリ」というような決めつけが横行しており、その一方で確かにそう言われても仕方がないような先行作品への敬意の欠如といいますか、オリジナリティにさして価値を認めないような傾向が見受けられて、ついそれとの絡みで語調がきつくなったきらいがありますが、もとより田辺さんには何のかかわりもない、言わばとばっちりのようなものでした。この点、深く陳謝いたします。

 お作と二階堂氏の長編との関係――まさにそのような創作方法こそ正当にして正統なものです。そうした田辺さんの方法論こそ、上記で苦言を呈したような表層的な比較論とは最も縁遠いもので、同時に最も私が共感するものです。そのあたりをわきまえず、嵩にかかった物言いになった次第、心よりお詫び申し上げます。ということで、今後ともよろしくお願いできれば幸いです。

2367.軽率でした。お許し下さい。 投稿者:田辺 正幸  投稿日: 8月 4日(土)00時18分21秒

芦辺様。
私の思慮の足りない書き込みのため、大層不愉快な思いをされたことと存じます。幾重にもお詫び申し上げます。
これだけは判っていただきたいのですが、私は決して他の作品との類似や関連をあげつらうことにより、芦辺さんの作品を貶めようなどというつもりは毛頭ありません。第一、芦辺さんの作品の独創性と完成度の高さは、この掲示板を訪れる方々が一番よく承知している筈です。
私が他の作品をよく引き合いに出すのは、博覧強記の芦辺さんのこと、私たち読者に対してそれとなく他の作者によるミステリへの伏線を張られているのではないか、「この作品では私はこのようなトリックを用いて事件をこのように処理しましたが、他にもこんな面白いミステリがあるんですよ。それが誰のどんな作品かは、自分で捜してこらんなさい」と問いかけているのではないかと思い、その伏線を自分なりに読み取ろうとした結果だったのですが……。
なお、「貴君は特定の作品の特定のトリックから、ご自分の作品のアイデアを思いつかれるのでしょうか」という手厳しい難詰に対しては、実は明確にお答えする事ができないのです。
勿論私も、推理小説におけるトリックの重要性は充分承知しておりますし、安易な気持ちで先人の考案したトリックを自作に借用したことは一度もありません。(と言うか、それほど作品を書いていないのですが……) ただ、他人の作品にインスパイアされたトリックなりプロットなりを用いて作品を書くことはしばしばあるのですが……。
具体例を挙げますと、拙作「暗号名『マトリョーシュカ』」に出てくる密室トリックは、二階堂黎人氏の『聖アウスラ修道院の惨劇』の中で起こる密室殺人に対し、「こういうトリックが用いられたに違いない!」と私が推理したものがベースになっています。結局、『聖アウスラ〜』では全く別のトリックが用いられており、私の推理した密室トリックは間違っていた訳ですが、「こういう状況でならこのトリックは使えるじゃないか!」と新たにプロットを作り、登場人物を決め、そこにあの密室トリックを当てはめて出来たものが「暗号名『マトリョーシュカ』」になった訳です。
私自身は、「暗号名『マトリョーシュカ』」は私の作品としてのオリジナリティを主張出来るものだと確信しておりますが、このような創作方法自体に問題があるということなのでしょうか? だとしたら、私は根本的に「小説」というものに対する認識を改める必要があるのですが……。御教示いただければ幸いです。

2366.連絡 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月 3日(金)22時26分32秒

>有坂はやせさん

 とあるブツの件で連絡事項あり、メールしときましたんでよろしく(……って、こっちを見る方が後になるんでしょうけど)。

2365.Re:『グラン・ギニョール城』近刊 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月 3日(金)20時31分56秒

>エイロクさん

 そそ、それは大変なことになったものであります。以前のこと、とある会で依井貴裕氏が同様なことがあったとかで、「ああいう催促のしかたもあるんですね」と苦笑まじりにおっしゃってて、へーとか思ったもんですが、自分がやられると大変なことだと身にしみますです。といいつつ、別の探偵映画ビデオに手が……こらっ!

2364.お礼とお詫び 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月 3日(金)14時38分34秒

>架之さん

 わざわざのご報告、ありがとうございます。謙遜なされてますが、七編重ねてゆくというのは大変な作業で、またそこから独自の味も出てくるもので、きっといいものだと思います。題名お入り用でしたら、また考えますが。

>田辺さん

 先の書き込みで、いささか礼を失した表現をしてしまいました。申し訳ありません。

2363.芦辺先生にお礼申し上げます。 投稿者:架之  投稿日: 8月 3日(金)13時37分22秒

芦辺先生。
あ、ありがとうございますっ! 偉大なる先生の書かれた作品のタイトルの拝借を許可していただき、感無量です。
「異類五種」には、ああいった意味があったのですね。私は「人と異なるものが5種類」と勝手に解釈していましたから、自分の不明を恥じるとともに、改めてタイトルというものの重要さを知りました。先生がお忙しい中考えてくださったタイトルは(私のような者のために、どうもありがとうございます)、担当の方と一緒に検討させていただくことに致します。

作品ですが、先生や田辺様に期待をかけていただけるほど、まともなものじゃないんですよ。下手の横好きが書いた、しかもただ「長いのが面倒くさい」という理由からだけで短編(てゆーよりあれはショートショート)にしてしまった代物なのです。創作の作法というものが全く解っていないずぶの素人(ずぶずぶと深みにはまってゆく素人)が書いたものですので、あまりいい出来ではありません。プロはもとより、アマチュアの方からご覧になられてもポイすてされてしまう代物です。私自身、「キー! もう書きたくねー!」と投げ出したくなったぐらいですから……。
でも、先生の広大無辺の仏心のおかげでやる気が出ました。
とりあえず、今の私にできる精一杯の努力だけはします。
周囲が忙しいため、走り書きみたいになってしまいました。
架之でした。

この場を借りましてお詫び。昨日の書き込みで「隠れた才能」うんぬんということを書きましたが、後で読み返してみて、「これは読む人に不快感を与えてしまうのではないだろうか」と反省しました。不快感を与えてしまった人々に対して、深くお詫び申し上げます。

2362.EQ脚本「影なき男の影」を見た 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月 3日(金)13時24分09秒

“Shadow of the Thin Man”(MGM・1941年、日本公開は戦後の1949年)、ダシル・ハメット原作の「影なき男」に続くニック&ノラ・チャールズ夫妻シリーズ4作目。ヴァンス役で知られるウィリアム・パウエルとマーナ・ロイが演じる全6作の中から、なぜ特にこの作品を選んだかというと、脚本のアーヴィング・ブレチャー、ハリー・カーニッツとされている脚本家(当時のハリウッド映画の原案・脚本・潤色などのクレジットは実にいいかげんなものでした)は、実はエラリー・クイーンだそうだからで、この作品はあのコンビのハリウッドにおける仕事のうち唯一彼らのものと判明しているものらしいです。

 しかし、こういうセリフの応酬で楽しませるタイプの作品は実に辛い。ヒアリングの教材でも買ってくるか。何でも凶器のピストルを探し出す推理が(てっきりラストかと思ったら、中盤のちょっとしたシーンでした)、まさにEQロジックそのものだというんですが……どこがじゃって感じです。もっともラストの犯人指摘シーンが何がどうなっているのかわからんていたらくじゃ、僕に批判の資格はありませんが。

 この日(2日)は戸梶圭太氏原作の「溺れる魚」も見る。危機的状況にあるのに何をやっとるんだとH書房のIさんもお怒りでしょうが、お許しを。この監督さんの作品がいつもそうなのか、ブッ飛んだ映像とか壊れ系の登場人物とかいったことばかり喧伝されていましたが、グロテスクなユーモアをちりばめた犯罪アクションとして楽しめました。お話としての魅力を無視したこういう売り方っていいんですかね。主演の椎名桔平・窪塚洋介コンビには「演技力のある美男がバカをやる」ということの魅力と凄みを感じました。いや、ほんとにこんなこと書いてる場合じゃないのですが。

>田辺さん

 結論から言うと、ご指摘のようなことはありませんでした。いつもいつも同様な質問をされますが、貴君は、常に特定の作品の特定のトリックから、ご自分の作品用のアイデアを思いつかれるのでしょうか。だとしたら、いかがなものかと思います。

2361.大乱歩と風忍斎先生、命日の不思議 投稿者:田辺 正幸  投稿日: 8月 3日(金)00時45分16秒

つい今しがた気がつきましたが、山田風太郎先生の命日である7月28日は、奇しくも江戸川乱歩の命日でもあるのですね……。う〜む、さすが探偵小説界の巨星二人!

架之様。
おお、ついに架之様も本格的に創作活動をお始めになられましたか。
う〜む、いきなり幻想短編七連発とは凄い……。「異類七種」とは良いタイトルですね。
「夢幻紳士」は私も大好きでした。特にあの夢見がちな少女とハーピーの出てくる話(少女はお妾さんの子供なのですが、時折やってくる母の愛人を外国航路の船長をしている自分の父親だと信じている)が良かったですね。夢幻紳士の思いがけない優しい一面が出ていましたっけ……。

芦辺様。
掲示板の私物化&不法占拠、平にお許し下さい。
「カナリア殺人事件」「グリーン家殺人事件」のビデオの話題に関しては、いろいろ書きたい話題もあるのですが、目下執筆中の長編が締め切りを目前に控えて危機的状況にありますので、これにて失礼いたします。
あ、『赤死病の館の殺人』収録の「密室の鬼」は一見チェスタートンの「見えない人」によく似ておりますが、あの○○○を使ったトリックは高木彬光氏の「人形はなぜ殺される」のマリーアントワネットの首の消失トリックから思いつかれたのでは?

2360.『グラン・ギニョール城』近刊 投稿者:エイロク  投稿日: 8月 2日(木)21時09分40秒

 本日の新聞にH書房さんのミステリーリーグの広告が出ていました。その中の近刊書籍の中に先生のお名前と『グラン・ギニョール城』の文字が……。これはかなり強力な催促ではないでしょうか。

2359.映画版『カナリヤ殺人事件』を見た 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月 2日(木)19時02分29秒

 いやー、やっと買いましたよ。テレビ付きビデオ。あまりの非効率(仕事部屋にはビデオがない)と暑さ(ビデオのある茶の間にはクーラーがない)に耐えかね、その他家庭の事情?もありまして、駅前の電器店から持ち帰ってきて、慣れない接続作業に一汗かいて、さっそくかけたのがウィリアム・パウエル主演のヴァンスシリーズの第一作“The Canary Murder Case”(パラマウント1929年、小説と同タイトルにて日本でも公開)。これには機械もびっくりしたこってしょう。ヨレヨレの原版フィルムからダビングを繰り返したとみえて、いや見づらいのなんの。役者の区別がつきにくくて、これでは犯人当ては不可能ですね。

 しかし原作には忠実。大まじめにあのアリバイトリックをやっていましたが、密室施錠トリックはなし。しかし、あの“心理的探偵法”とやらに基づくポーカーのシーンをそのまま映像化するか。それにしてもカナリヤ役のルイズ・ブルックスはまさにヴァンプといった妖艶さで、大胆な断髪は当時ショッキングだったことでしょう。せっかくなんだから、殺されたあとも回想シーンとか犯行再現シーンで出してやればいいのに、前半で殺されたあとは出番なし。これは当時の作劇法だったのでしょうか。なお「グリーン家の惨劇」のジーン・アーサーも出ていました。

 なお「カナリヤ殺人事件」のシーンやポスターは下記でどうぞ。うーむ、レトロにしてモダン!

http://www.cps.net.au/movie_14.htm

http://www.art-posters.net/ss2180.htm


2358.OKですがもったいないですよ! 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月 2日(木)18時55分11秒

>架之さん

 拙作のタイトルを借りて「異類七種」とお作に題したいとのことですが、当方としては光栄な話で、むろんかまいません。かまわないんですが……でも、せっかくのご自身の労作にもったいない気がするんですよ。ちなみに、拙作の「五種」の「異類」というのは、「鬼異」「物異」「人異」「狐異」「神異」を意味していて、それぞれ幽霊、動植物や家屋を含む物体、人間、キツネ、神様や仙人を指します。むろん、そのあたりにこだわらなくてもいいんですけどね。

 せっかくのお申し越しなので、「異類七種」のほかにこのすてきな(きっとそうでしょう)掌編オムニバスのタイトルを考えてみました。ありがちですが、見てやってください。「七つの異妖篇」「夢幻への七つの扉」「幻想分光器(プリズム)――七色の物語」。いやー、幻想とか夢幻という言葉は適宜入れ替えていただきたいのですが、どれもロクなもんじゃないっすね。ごめんなさい。

2357.企画スタートの報告。そして芦辺先生にお願いがございます。 投稿者:架之  投稿日: 8月 2日(木)13時17分18秒

『赤死病の館の殺人』を読み終えたおかげで、無事に「真夏の恐怖企画! ホラー小説読了百番勝負」をスタートできました。応援してくださる芦辺先生と田辺正幸様には、ひたすら感謝しております。
まずは昨日、田中啓文先生の『禍記(マガツフミ)』を読了しました(「角川ホラー文庫」と書いたはずなのに、いきなり徳間書店です)。……気色悪くて何度も投げ出したくなりましたが、何故か離れられず、我慢して読みました。……私は果たして、この企画が終わった時、生きてるのでしょうか……?

ところで、芦辺先生。お願いがございます。(またかい)
今年6月に、某大学小説創作サークルの方から「学園祭に出す会誌がぺらぺらに薄くなりそうだから何か書いてくれ」との事(私の隠れた才能を見抜いたか、それともほかに頼む人がいなかったのかはともかく)。無謀にも承知してしまった私は、慣れない作業に悪戦苦闘の末に(こういう作業を小説家の方々は毎日毎晩やっておられるのだと想うと、頭が上がらなくなります)、7つの短いお話を何とか書き上げました(当時読んでいた漫画の影響か、高橋葉介先生の『夢幻紳士』怪奇編のまねっこな作品になってしまいましたが)。あとは手直しを加え、担当の方に送るだけなのですが……問題がひとつあります。タイトルがまだ決まっていないのです。昔から感想文や作文を書いても題が決められなかった私ですが、今も同じでした。毎日毎日悩んで、ある時眼についたのが、先生のプロフィールに掲載されていたデビュー短編「異類五種」でした。
その時、悪魔が私の耳元で囁いたのです。
幻想短編ということですが、読み取りようによってはホラーと取れないこともないし、数字の「五」を私が書いた作品数の「七」に置き換えれば……。
ということで、先生の作品からタイトルを拝借させて頂いて、「異類七種」とつけさせて頂いてもよろしいでしょうか……? 何卒ご検討の程を、よろしくお願いいたします。

2356.映画版『チャーリー・チャンの活躍』を見た 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月 2日(木)00時39分32秒

“Charlie Chan carries on”(フォックス1931年)、邦題「怪探偵張氏」。ご存じホノルル警察のチャン警部にスエーデン系のワーナー・オーランドが扮して大好評、その後延々と続くシリーズの皮切りとなった作品。世界観光団の連続殺人を描いた原作も、実に面白いのですが――さあ、何と申しましょうかこのビデオ。以前にもここに記した通り、この映画のオリジナル版は失われ、何と私が入手したのはスペイン語版なのです。

 といっても吹き替え版ではない。それまでのサイレント時代には、国によって字幕を差し替えればよかったものを、トーキーになってはそうもならず(吹き替えや字幕の技術が定着していなかったのか)、たとえば先に記した「グリーン家の惨劇」はセリフの音を絞って弁士が解説したりしたようで、このほか「パラマウント・オン・パレード」なんてお祭り映画では、日本語版の解説者を来米させて撮影・録音したようですが、このほかにヨーロッパ諸国向けには「外国語版」というのを作ったらしい。これはヒッチコックのイギリス時代の「殺人!」などもそういうことをやったとのことですが、普通に英語版を撮影をしたあと、同じセットに外国人俳優を入れて別バージョンを作るというトンデモな方法です。

 この作品もそういうことらしく、チャン役はマヌエル・アルボなる人、以下のキャストも児玉数夫氏の『それはホームズから始まった 掌編ミステリー映画史』に記してあるのと異なっています。とにかく全く理解を絶するスペイン語となると、何がどのシーンなのかもわからない。せっかく手紙の文面が大写しになっても、むろんさっぱり理解不能。いや、まいったまいった。一種の観光映画として、当時の香港とかハワイの実写が挿入するのが楽しかっただけに、ちょっと残念。でも、かろうじてオリジナルの雰囲気は伝わってきました。惜しかったのは、日本の横浜でのシーンがなかったこと。しかしまあ、よしとしましょう。しかし、相当ダビングを重ねたテープだったな。

 繰り返し言いますが、僕の仕事部屋にはビデオがないたろ鑑賞中は執筆が中断されるほか、何より困ったことにビデオのある部屋にはクーラーが利かないというか、無いということであります。しかし何やってんだ、H書房から『グラン・ギニョール城』矢の催促というに。いやいや、これも仕事の一環なのです。そうでなけりゃ、小心者の私が時間を割きますかって。

2355.架之様、ありがとうございます! 投稿者:田辺 正幸  投稿日: 8月 1日(水)20時24分42秒

架之様。
あ、あ、ありがとうございます。そう言っていただけると本当に助かります。
う〜む、あの作品が見つかってしまった時には、私が作家に転身する道は永遠に閉ざされたかと思いましたが……。
それにしても、「新・本格推理」のインタビューから「メフィスト」のバックナンバーに当たられるとは思いませんでした……。架之様の森江春策にも劣らぬ名探偵ぶり、感服いたしました。
「フ○ラン×書院」等のレーベルに関してはまさにその通りで、当初はそちらに投稿しようかとも考えたのですが、万一そちらで本になった場合は生涯日陰者として暮らさなければならないので、駄目元で「メフィスト賞」を狙ったという訳です。
まあ、あの作品自体は完全な失敗作なのですが、「お互いに好意を抱きながら、意地を張り合って素直になれず、いつもケンカしながら事件の捜査にあたるキャリアの女性刑事と叩き上げの男性刑事のコンビ」という設定は結構気にいっておりますので、所謂「キャラ萌え」系のライト・ミステリーとしてシリーズ化できないかとも考えているのですが……。
御指摘の「暗号マトリューショカ」は、完全に誤植です。どうもこのアンケート記事は締め切りまでに時間がなかったためか誤植が多く、バンコランのパスティーシュ集の所でタイトルが挙がっている「獄門島」も、正しくは「監獄島」です。横溝正史先生の名作のタイトルを勝手に使用する訳にはいかないではありませんか。

かんとく様。
どひー! 架之様に続いてかんとく様にもばれてしまいましたか……。
まあ、知られてしまったものは仕方ありません。若気の至りということで、どうかご笑覧下さい……。
しかし、お互い長編の締め切りが間近に控えているというのに、こんな漫才みたいなことをしていて大丈夫なのでしょうか……?

2354.映画版『グリーン家殺人事件』を見た 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 8月 1日(水)13時13分11秒

 ウィリアム・パウエル主演、フランク・タトル監督のパラマウント1929年作品。日本公開題名「グリーン家の惨劇」。トーキーのごく初期だけあって、ちょっと演劇的な作りになっていますが(BGMもほとんどなし)、グリーン家の人々のエキセントリックな味がよく出ていて、予想以上の出来でした。ストーリーや人物配置はほぼ原作どおり(のはずです)。美少女スターのジーン・アーサーがやはりいいです。

 以前、日本でもビデオ発売された「ケンネル殺人事件」(ワーナー1933年)と比べると、パウエルのヴァンスとユージン・パレットのヒース部長刑事の配役は同じですが、あちらで多用されていた回想シーン(で犯行を再現する)はありませんでした。しかし、それもまた戯曲風でなかなかよし。何より雪の降りしきる中のグリーン邸など、いい雰囲気を出しています。何度か映し出される割れた氷の浮いた池のショットが伏線となっていて妙。全体としては原作の贅肉をそぎ落として(とはいえ、ちゃんとヴァンスが覚書を作るシーンがある!)、相当に巧みな脚色といえました。

 ただ、ここに一つ大問題がある。僕の部屋にはボロい小型テレビはあるもののビデオはないので、茶の間でこういうのを見ていると、ほぼ完全に仕事がストップするということです。困った困った。

2353.No Problemですよ、田辺様。(^。^) 投稿者:架之  投稿日: 8月 1日(水)13時12分32秒

田辺正幸様。
『死美人は全裸で笑う』は、「暗号名『マトリョーシュカ』」執筆時パートナーである長谷川先生の、アンケート対談で出た台詞が気になったので、それを元に過去の『メフィスト』座談会の記事を読み返していたら、それに行き当たったのでした(ちょうどうまい具合にというか、女刑事さんの名前も出てましたし)。18禁……X18……私にはトンと縁のない世界なのですが……もしも本になるのでしたら、やはり「フ〇ンス×院」とか「マ●ンナ◎イト」などのレーベルから……?(赤面)
でも、そんな「汚点」だなんて想わないで下さい。何事も経験は必要ですし、作家の方がどんな小説を書くのかは、その人の自由だと想います。問題なんてないですよ。今までR指定の本ばかり書いてた人が(児童向けの本格ですが)推理小説を書いたという前例もあるんですから(実話。しかも出版されてます)、どうかお気になさらず。
余談ですが、『新・本格推理』01巻のP198の田辺様の台詞で、「暗号名『マトリョーシュカ』」が「暗号マトリューショカ」になってたのですが……書き間違いでしょうか。それとも、誤植ですか?

2352.風太郎氏の冥福をお祈りします 投稿者:かんとく  投稿日: 7月31日(火)23時58分26秒

 ……というのも本心ですが用件はそれでなくて。

>田辺様
 ……あの、見つけちゃったんですけど、それ。時間がないのに絡むと面白そうなネタを見つけるとすぐに飛びつく質なもので……。

2351.風忍斎先生、安らかにお眠り下さい。 投稿者:田辺 正幸  投稿日: 7月31日(火)23時45分11秒

(続き)
た頃が思い出されます。拙作「暗号名『マトリョーシュカ』」の探偵役たる「あの人物」も、山田先生の明治もの『ラスプーチンが来た』の主人公をお借りしたくらいですので……。
光文社文庫より単行本未収録作品を含む「山田風太郎ミステリー傑作選」全10巻が刊行されつつあり、ようやくミステリー作家としての山田先生の全貌が評価されつつあった矢先の訃報だけに、感慨深いものがあります。せめて今宵は永遠の青春の書「戦中派不戦日記」をひもときながら、先生の御冥福を祈ることにしましょう。うえーん!

架之様。
どわああああっ! ど、どこで『死美人は全裸で笑う』のことを調べたのですか?
う〜む、あの作品は私の創作史上最大の汚点なのですが……。まさかよりによって架之さんに見つけられてしまうとは……。ああ、今まで積み上げてきた信用が音をたてて崩れていく……。(そんなもの、最初からないだろうが!)
恥を偲んで打ち明けますと、実はこの作品は某18禁サイトの主催者から「ミステリーの要素を加えた官能小説を書いてほしい」と依頼され、職業作家になるにはそういう方面の勉強も必要かと思って書いたものです。幸い読者の方々の評判もよかったので、思いきって何でもありの「メフィスト賞」に応募してみたのですが……。やはりそう簡単に入選にはなりませんでした。
内容は若い女性ばかりを次々に拉致・監禁した上で殺害していくサイコ・キラーと、幼児期のトラウマを抱えたキャリア女性刑事の対決を主軸にした警察ものミステリの体裁を取りつつ、被害者たちをつなぐミッシング・リンクとサイコ・キラーの正体の解明を主題にしたものです。ただ、犯人が被害者の女性を凌辱するシーンをいささか生々しく書きすぎまして、それが「ポルノ」という評価になってしまったのだと思います。まあ、もともと官能小説を意識して書いたので、それも当然なのですが……。
ちなみにこの小説、主人公の女性刑事と同僚の男性刑事の間に淡い恋愛感情が芽生えたり、犯人に拉致された主人公を救おうとして、仲間の刑事たちが上司の命令を無視して犯人のアジトに突入したりと、かなり劇画チックなストーリーになっております。何せクライマックスは、主人公の女性刑事と犯人が豪雨の中で一対一の銃撃戦を繰り広げるのですから……。間違っても本格ミステリーではありませんね。
この小説、問題の某18禁サイトにはまだ掲載してあると思うのですが……。良い子の架之さんは読まないほうがよろしいかと……。
あ、ちなみに主人公の女性刑事の名前は「二階堂麗子」となっています……。う〜む、二階堂先生に知られたら、「新・本格推理」の入選メンバーから抹消されることは間違いありませんね……。

2350.(無題) 投稿者:田辺 正幸  投稿日: 7月31日(火)22時43分43秒

……ただ涙、涙……。
ついに巨星堕つ! 「戦後派五人男」の最後の一人であり、ミステリーという枠を越えて生涯素晴らしい作品を産み出し続けた山田風太郎先生が逝去されました……。
中学生の頃、「オール読物」に連載されていた『警視庁草子』の一編「春愁 雁のゆくえ」に強烈な衝撃を受け、初期の推理ものから忍法帖もの、明治ものと手当たり次第に読み漁り、典型的な“山風フリーク”となっていっ

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2349.山田風太郎先生のこと&未来予測 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月31日(火)18時48分39秒

 山田風太郎先生というと、僕がただ一人の高校生として「13人の会」(幻影城ファンクラブ京都支部)に参加していたころ、当時の大学生・院生のお兄さん方が熱っぽく語り、著書を血眼になって探していたのを思い出します。すでにして、伝説の物語作家だったといえるでしょう。僕自身で言うと、最も華やかな中期の忍法ものではなく、初期の推理ものと後期の明治ものに強い影響を受けました。ついに謦咳に接する機会はなく、決して“山風フリーク”でもなかったのですが、虚実をおりまぜて途方もない「お話」を積み上げてゆくことを志向すると、自然に山田氏の足跡を追うことになったようです。合掌。

>架之さん

 「甘糟」とは「感想」でしたか。“あまかす”と読んで、いったい何のことだろう、甘粕正彦をモデルにしたキャラか何かなと思っていました。未来の予測ですが、荒俣宏氏によると人間がこれに熱中したのは、実は19世紀から20世紀にかけてだけだそうです。なるほど、21世紀中ないし22世紀を夢見る空気は、少なくとも今はありませんね。僕らの子供時代は、少年漫画誌の巻頭特集に「21世紀はもう始まっている!」と題したのがあって、えっホントに?とか思ったものでしたが。

2348.(無題) 投稿者:架之  投稿日: 7月31日(火)16時51分33秒

先ほど、山田風太郎先生が28日午後5時30分にお亡くなりになられたという記事を読みました。謹んで、ご冥福をお祈り申し上げます。

2347.本当は「感想」だったのですが、間違って「甘糟」になってしまいました。 投稿者:架之  投稿日: 7月31日(火)16時45分14秒

下の書き込みをしている途中、昼休み終了時間が来てしまい、尻切れトンボになってしまったので、書けなかった分を手短に書かせて頂きます。
田辺正幸様。
いいですね、そのアイデア。「書けぬなら・私が書こう・ほととぎす」……違うか。でも、素人作家ですらない私のような者が、書いてしまってもよろしいのでしょうか……? 
長編はとうとう900枚を突破してしまわれたそうで、まとめの作業にかなり重労働されていることと想います。走っても走ってもゴールが一向に近づかないみたいですが、いつかはたどり着けるはずです。あと少し、頑張ってください。苦労され、悩まれた分、きっと作品は面白くなっていると想います。(説教しているみたいで、大した励ましになってませんが……)
あと、ひとつ質問が。田辺様の作品の評が掲載された『メフィスト』を読んだのですが……『死美人は全裸で笑う』、本当に、ポルノなのでしょうか? 自分としては、田辺様がお書きになるものなのだかられっきとした本格だと想っているのですが……。
芦辺先生。
お返事ありがとうございます。そっかー、溝呂木さん、あのレクター博士もどきじゃないんですね。ちょっと残念(←?)。
怪我はありませんが、眩暈がします(あ、「眼を廻すくらい幸せ」って意味ですからね(笑))。お気遣い、どうもありがとうございます。
ノベルス版『時の誘拐』と『二十一世紀巌窟王』、発売が待ち遠しいです(もちろん、その他の作品も)。もう「芦辺弾炸裂!」って感じで、想い切りハジケちゃって下さい。期待してます。

先日、ある場に居合わせた人たちとおしゃべりしてると、数十年前の報知新聞(読売新聞の前身だそうです)に掲載されていた「百年後の未来」という記事のことが出て、「それなら今(二〇〇一年)から百年後はどうなってるのかな?」という方向に話が流れていきました。
「肥溜めが流行する」という奇抜(?)なものから「すべてがFになる」というシャレまで出る中で、私は「『おはよう』『おやすみ』の代わりに『ドンクルカームル』という言葉が使われるようになる」(芦辺先生、ごめんなさい)と、「とうとう完成した鮎川哲也先生の『白樺荘事件』が全世界から絶賛を受け、重版に次ぐ重版を重ね、聖書を押しのけてベストセラー第1位になる」というのを出しました(あまりにマニアックすぎたためか、ほとんど引いてしまいましたが)。
この書き込みを読まれている皆様は、今から百年後のどんな未来を想い浮かべますか?

2346.ご感想に感謝感激雨あられ、アラレ植垣うぐいすボール♪……って、前にもやったぞこれ 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月31日(火)15時23分20秒

 下の方の書き込みで「勤め人諸氏諸嬢の昼休みを狙う」ってのは、「昼休み外を狙う」ないし「昼休みを外す」のマチガイです。いやはや、どっちにせよセコい話で……。とはいっても、あんまり宮中晩餐会のテーブルにゲラや赤ペン、果てはインク消し液を持ち込むわけにもいきませんでねェ。

>田辺さん

 風俗資料館の件、たぶんそんなことではなかったかと。今邑さんの『卍の殺人』は特に意識しませんでしたが、建物の図面を載せると即ネタバレになりかねない(当たらずとも読者の驚きをそぎかねない)危険については、けっこう気にしました。言われて思い出しましたが、『厨子家の悪霊』を意識した作品としては、「殺人喜劇のXY」があります。結果的にはまるで違ってしまいましたが、あの形式はいずりまたやります。「パーマン」のコピーロボットは……うーむ、そうかもしれない。新島ともかシリーズは小生が先にやりますので(という某方面からの命令)、それまでちょっとお待ちを。

>架之さん

 さっそくのお書き込み、感謝です。ボウガンのアイデアも面白いですね。でも、その場合は実際には屈曲している建物を、そうではないと思わせた方がいいわけで、ふむふむ……よォし、トリック一丁あがりィ!(こらこら)それはさておき、望外のご好評にはうれしき限りなのですが、回し蹴りに背負い投げとえらいめにあわれて、お怪我はありませんか。ご質問の「溝呂木」という名前は、たまたま「OLヴィジュアル系」のドラマを見ていて、そういう苗字の役者さんがいたので取り入れました。実はこのドラマ、以前無謀にも拙作のドラマ化を企画され、なな何と新島ともか登場へのサジェスチョンを下さった美人女性プロデューサーが初めて制作された連ドラだったんであります。ともあれ、一編々々へのありがたいご感想ありがとうございました。

 『時の誘拐』立風ノベルス版は、9月刊行でいけそうです。480頁ほどの大冊になりそうです(これを昨日一日でチェックして、新書版あとがきも書いたのはあわただしかった)。どうかよろしくお願いいたします。

2345.甘糟 投稿者:架之  投稿日: 7月31日(火)13時26分52秒

芦辺先生。
どうにか昨日のうちに『赤死病の館の殺人』読み終わりました。まずは一言「とっても面白かったです」! 以下、(お粗末ですが)私の感想です。
「赤死病の館の殺人」……ジグザグ構造であることから「ボウガンか何かで窓を通るように狙い撃ち」なんてことを考えて読んでいたのですが、予想は見事に裏切られてしまいました(田辺様のときといい、変な予想ばっかしてますね私)。推理を披露する段階になっていきなり○○○の問題が出てきたことに面くらい、あれをああして見せることで、ともかさんはこうなってしまったということで廻し蹴をくらい、最後に森江さんがともかさんに「あのこと」を指摘するシーンでは「ああっ! それ、私も気づいてたのに〜っ!!」(←負け惜しみにあらず)と背負い投げを食らわされて地団太を踏んで悔しがることになりました。白旗を揚げます。ちなみに、登場人物の溝呂木氏は、その名前を高橋葉介先生の漫画『夢幻紳士』の登場人物である溝呂木博士から取られたのでしょうか?
「疾駆するジョーカー」……アンソロジー収録のときに一度読んでいたのですが、改めて読むとやはり面白いですね。それこそ疾駆するようにめまぐるしく展開していく様は、やはり短編でないと味わえないので、この作品は特に印象に残るものになりました。余談ですが、探偵小説家の方がおっしゃっておられた「パピッ」という擬音語(?)も、印象に残るものになりました。
「深津警部の不吉な赴任」……何となく予想はついていたのですが、最後の最後でやはりひっくり返されてしまいました。これ以上は悔しいので、書きたくありません(笑)。
「密室の鬼」……ラスト1問も結局駄目でした。簡単に解かれてしまう問題を作ったら、推理小説家失格なんですけどね。でもやっぱり悔しいデス……。

2344.すみません・・・・・・。実は私は「風俗資料館」の会員です・・・・・ 投稿者:田辺 正幸  投稿日: 7月31日(火)00時16分37秒

芦辺様。
あらら……。とんでもない事を白状してしまいました。う〜む、まさか芦辺さんが風俗資料館にお出でになるとは……。
ただ、単なる煽情的・猟奇的趣味からではなく、その時代の正史から抹消された地下出版物の保存という意味からすれば、どうしても個人的な収集にならざるを得ず、分類や検索方法の整備が遅れ気味になるのはやむを得ないのでしょう。
ちなみに「裏窓」は昭和四十年代に「サスペンス・マガジン」と誌名を変えて久保書店より刊行されています。どういう内容かは、「サスペンス」と「マガジン」の頭文字をつないでみれば一目瞭然……。

これ以上書くとまた危ない方向に走ってしまいそうなので、読了したばかりの『赤死病の館の殺人』より読後感を少々……。
「疾駆するジョーカー」は密室を構成する要素のひとつである「目撃者の視点」を移動させることにより、機械的なトリックを用いる事なく不可解な密室状況を作り出している点が興味深いです。ところでこのトリックは、芦辺さんの『殺人喜劇の13人』に先駆けて第0回鮎川哲也賞を受賞した今邑彩氏の『卍の殺人』にインスパイアされたものでは?
『深津警部の不吉な赴任』ではどんでん返しの連続に圧倒されました。みわっち。さんが大阪圭吉氏の作品との類似を指摘しておられましたが、私は山田風太郎氏の『厨子家の悪霊』のどんでん返しの究極化を連想してしまいました。ところであの白神見鏡哉の病気で、藤子不二夫氏の『パーマン』にでてくるコピーロボットを連想してしまったのは私だけでしょうか?
あ、『赤死病の館の殺人』で、珍しく森江春策が新島ともか嬢を叱責するシーンがありますが、あれは二階堂黎人氏が『新・本格推理』01巻の選評で仰言っていた、色覚特性を持つ方々への配慮を改めて強調したものでありましょうや……。

かんとく様。
私もぜひお会いしたかったのですが……。お互いに長編の執筆を頑張りましょう。
私の方はとうとう九百枚の大台に達しております。上限が千枚ですから、あと百枚以内で何とか完結させないと……。
それにしても、この長大作(超大作ではない)が万にひとつの可能性で編集部の厳しい審査にバスし、守備よく刊行されたとすると、刊行の時期が思いきり芦辺さんの『グランギニョール城』と被るんですよね……。おまけに同じ「古城もの」ですし……。
そう言えば、私は最終的な締め切りを8月15日にしてもらったのですが、編集部の方に「他にもそのくらいまで締め切りを伸ばした人がいるから大丈夫ですよ」と言われてしまいました。ひょっとして、かんとく様では?

架之様。
なるほど。金獅子君の事件簿ですか。これは案外別の独立したシリーズものになるかも……。
芦辺さんが中々書いてくれないようなら、架之さんが金獅子の、私がともか嬢のパスティーシュを書いてどこかの出版社に売り込みに行きましょうか。タイトルは「森江春策事務所業務日報番外編〜新島ともかと金獅子の事件簿」なんていかがでしょう?

2343.Re:購入報告。 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月30日(月)23時19分16秒

 あれからファミレスに4時間立てこもって(ランチタイムでありつつ、普通の勤め人諸氏諸嬢の昼休みを狙うのがコツだ!)、『時の誘拐』立風ノベルス版のゲラの一気読み。行数や体裁の調整などあり、コーヒーをがぶ飲みと相まって気分がおかしくなりました。自宅でもさっきまでやってました。あとはノベルス用の「あとがき」まで今夜じゅうにやっちまうつもりです。それにしても、仕事というものは(みなさんもそうでしょうが)待望していたものをいざ実現するときには、時間その他の余裕が悲しいほどに欠落しているものですね。

>架之さん

 ご購入ありがとうございました。おお、ともかイラストに比べて今いちアレだった森江像に支持者が! ありがとうございます。お尋ねの件について、まだ森江探偵に訊いてはいないのですが、《金獅子》は裏で泥棒(犬の怪盗? 迷犬ルパンか)とか運び屋とかしてそうな気もしないでもないですね……ってのは、あんまりか。上記の『時の誘拐』のゲラを読んでいて思ったのですが、新島ともか出現以前の森江君は何かさびしそうですね。その孤高さがよかったとおっしゃる人もおられるわけなのですが……。一方、この作品のヒロイン・樹里が森江の「助手みたいなもの」と名乗るシーンがあったりして、女性アシスタント登場の予感はすでにあったようです。

 おお、『二十一世紀巌窟王』をご期待いただいているとはありがたい。『時の誘拐』を再読して、その意味不明のパワーに「それに比べると最近は妙に小器用になったのう」と反省させられましたので、今後の作品は暴発を恐れずにやります。中でも『二十一世紀――』はハジケさせていただきます。どうなっても知らんぞってな勢いで。

2342.購入報告。 投稿者:架之  投稿日: 7月30日(月)15時28分03秒

芦辺先生。
本日ようやく、『赤死病の館の殺人』が手元に届きました。届かないまま来月になりでもしたら「責任者呼んで来い」ぐらいのことを言ってやるつもりだったのですが(こらこら)、無事に手に入って、本当に良かったです。
藤田先生のイラストを見せていただきました。森江さん、渋くて格好いいですね。喜国先生のときのイラストとは違うけれど、こちらのほうが自分としては好みかも。ともかさんは、イラストになるのは確かこれが初めてですよね。第一印象は「子どもっぽい」でした(あ、もちろんいい意味で、です(焦))。でも、そのあどけなさも、また魅力ですよね。そういえば、田辺様が「ともかさんの事件を読みたい」とおっしゃってましたが、私は金獅子君の事件が読んでみたいです。普段あんまり登場しないけれど、柴田よしき先生の書かれる正太郎みたいな活躍を、実は影で……そんな事件、森江さんから聞いておられないでしょうか? 何かエピソードがあれば、いつか紹介してください。
夏の『十三番目の陪審員』が終わると、次は『時の誘拐』で、さらに次は『グラン・ギニョール城』で『切断都市』で『二十一世紀岩窟王』(←これが一番楽しみにしている作品です)で、合間に雑誌連載分も挟まって……と大忙しかと想いますが、身体を壊さない程度に頑張ってください。まだまだ夏は暑いです。
で、本日購入の『赤死病の館の殺人』は徹夜してでも読ませていただきます。また感想書かせていただきますね。
架之でした。

2341.今から『時の誘拐』ノベルス版の校正に行ってきます(業務連絡) 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月30日(月)13時34分35秒

>かんとく

 いやまあ、リストその他の件についてはお気を使わず。そのかわり、うまくハマる着想ができるまでは自分にOKを出さない心意気で一つ頑張ってください(などと先輩面。ヤですねぇ、これだからオヤジは)。

>みわっち。さん

 そちらのBBSの書評(下記、1242番の書き込み)、見ましたよ。ありがとうございます。大阪圭吉については書いているときには全く意識しませんでした。でも、短い枚数の中で状況がガラリと変わってゆくところは確かに共通するかもしれません。殺し殺されの構図が変転する「銀座幽霊」とか生まれ年の解釈が次々変わる「白妖」とか。あと、出てくる設定が「三狂人」を思わせたとか? そうでもないか。

 東京にての孤独な広報活動、ありがとうございます。『探偵宣言』より文庫版『殺13』の方が読みやすかったというのは、こりゃ大改訂作業の効果が歴然とあったということですね。それにしても、21歳学生とか20代女性といった人々が芦辺作品を話題にしているというのは、どうも信じられない。というか、そんなに一か所に集まるほどいるわけがない――と疑い深い私は考えてしまうのでした。みわっち。さんの多重人格とか(ごめんなさい)。

 歌われたのが「名古屋はええよ、やっとかめ」で本当によかった。「極め付けお万の方」なんかだと大変なことになるところでした。あとCDアルバムに入っている今のところの最新作「飛んでスクランブール」がある作品の暗号文に重大な影響を与えていることをご存じでしょうか。つボイさんもよく怒らなかったものだと。

 それにしても『時の誘拐』の著者校を今週中ないし来週半ばまでにってなぁ過酷過ぎます。ああ、遠ざかるグラン・ギニョール城、どうなるメトロポリス。

http://www3.wind.ne.jp/kobashin/cgi-bin/nagaya/nagaya.cgi?room=013


2340.金曜日、 投稿者:みわっち。  投稿日: 7月30日(月)09時00分19秒

 どうしてもお仕事の都合で東京(恵比寿)までいけなかった鬱憤を晴らすべく、翌日土曜日のオフ会(御茶ノ水であったのです)では大暴れしてきました(爆)。
 それにしてもこの私が1番年長者っていったい……。とは思いながらも「森江春策メジャー化推進委員会」としてはやはりなにかと巷間で話題に上らせなければ!ということで頑張ってきました(爆)。「『探偵宣言』(ノベルス)より『殺人喜劇の13人』(文庫)の方が軽い文体で読みやすかった(21歳学生)」とか「『死体の冷めないうちに』って森江春策モノじゃないんですね〜(20代女性)」、「最近なんで文庫落ちが多いんですか?(20代前半学生)」などなど……正直そんな事聞かれても一ファンには返答に困るばかりで(苦笑)。
 
 いや、なんとか『赤死病の館の殺人』の宣伝もしてきました(^^)。カラオケにいってもたまたまそこにつボイノリオの『名古屋はええよやっとかめ』があればこれを歌い上げ、『和時計の館の殺人』及び『密室の鬼』に出てくる坪井令夫警部補のモデルなんだと……。

 東京に一泊し帰りの新幹線の中で『赤死病の館の殺人』も無事読み終わり、感想は又自分のところにもいろいろ書いているのですが、どうしても気になったものでちょっと聞いてみたいな、と思いまして(汗)。
 『深津警部の不吉な赴任』、今回読んでみて大阪圭吉っぽいかなという印象を持ったのですが、そういう狙いはやはりあったのでしょうか?それとも私の単なる勘違い、気のせいでしょうか?
 あとがきのなかの自作解説でも触れられていない、ということはやはり私の単なる思いこみ……(冷汗)?

2339.残念。 投稿者:かんとく  投稿日: 7月30日(月)00時42分31秒

 長篇が完成する目処が立っていたら、場違いを承知で(実はルパンは一冊も読んでいないというかなり不届き者です)恵比寿にお邪魔するつもりだったのですが……。田辺さんにもお会いしたく、つくづく残念でなりません。
 長篇の方は、乗ってきたところでプロットにてこ入れを試みるなんてことをやっていたらすっかり停滞してしまったのです……いちおう納得するまで書いていい、というようなことを言っていただいたとはいえ、再度締切を延ばしていただくのはどうかと思っていたのですが、これはほんまにやむを得ません。せめて某夏の祭典までにきっちり仕上げられるようにせねば。あと二箇所、納得のいく着想があればあとはスムーズな筈なんですけど……

 というわけで相変わらず書き込みが少なく、あまつさえ既にちゃんと『赤死病の館の殺人』入手しているにも関わらず書誌情報未掲載、という状態が続きますがお許し下さい。片付いたらちゃんとします、って最近謝ってばかりですが。

2338.すみません『グラン・ギニョール城』すぐやります(業務連絡) 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月30日(月)00時11分02秒

>エイロクさん

 ご感想ありがとうございます。これからも「の館」シリーズを含めた拙作をどうぞよろしく。森江像なんですが、古馴染みのみなさんからはやっぱり「格好良すぎる」の嵐ですね。でもこれは、僕が藤田香さんに「本当は見てくれは良くないのだけど、その行動のカッコよさや心意気の気持ちよさが外見ににじみ出ている感じでお願いします」と頼んだ結果なのです。ほら、創元推理文庫版の挿絵の明智小五郎って、行動がヒロイックになるにつれて急速に美男子になってゆくでしょう?(『魔術師』とか)でも、ご意見は今後に生かしていきますね。

>有坂さん

 おお、若君ネタがとんでもないことに……。殿様と従者というと、つい唐沢なをき氏の「旗本ダイエット侍」で肥りすぎを気にする殿を「くっくっく」と薄笑いしながらイジメる用人のベクナイ老人を思い出してしまうのだった。

 余談その1:次の作品で森江春策のもとに「友人の探偵小説家」が現われて、妙にベタベタして去っていったあと、新島ともかがキモチ悪がって「今のは何なんですか」と訊くと「さあ……同人誌対策だろう」と答えるシーンを書きましょうかと言ったら「いいかげんにしなさい」と編集氏に大変叱られました。

 余談その2:『赤死病の館の殺人』には著者近影はありませんが、これは前回の『和時計の館の殺人』の裏表紙に付した写真を見て、井上雅彦氏が「これは寝坊した男が時計を見つめて、何で鳴らなかったんだろうと不思議がっている図ですか」と喝破したのにこりたからです(98%嘘)。

 ……なんてこと書いてる場合じゃない。表題どおりにしなくっちゃ。

2337.有難うございます!! 投稿者:有坂はやせ  投稿日: 7月29日(日)23時38分10秒

>早見様
初めまして!応援有難うございます!!
この様にご指導頂いたとなると、これはいよいようちの奇天烈怪盗物は形にしなくてはならない!?(しなくていいよ、あんなの…←汗)
まぁそれとこれとは別に、夏の暑さにも迫り来るゲラの山にも負けず、通勤圏内の書店を一通り探しまわる覚悟です。うふふ、足が鳴るわ(笑)。
自分の知らない年代の根強く支援されている作品、見つけたときの感動はさぞかしおいしかろう。楽しみです。

>芦辺先生
ともかちゃんの出番増量は嬉しい限りであります。主役を食い過ぎないようにするバランスが難しそうですが(^^;)。
私のイメージでは、ともかちゃんの髪の毛は肩につくぐらいかな、と思っていたので、ポートレートの彼女は範疇内であります。森江さんはちょっと背が高かったかな?でも、画面として出すには藤田先生がお書きになる森江さんが丁度いいくらいかと(生意気言って済みません!!!あうあう)。
大名の若君並びに若殿様は、傍に5〜10才ほど年の離れた(上下問いません)幼い頃から若様の世話を任されている従者がいると、かなり萌えポイントが上がります(笑)。
アクションで棚引く袖とか、辛抱堪らなくなるわけです(笑)。この辺を意識して、ここ10年の水戸●門のアクションでは、おふんどしチラ見せが重要視されているらしいです(苦笑)。
で、ここに影を守る美形忍者とか、ハート泥棒なネズミ小僧を加えると完全に有坂の世界です(爆笑)。
ちなみに有坂が最近クリアして現在も心奪われ中(笑)なゲームでは、王子様(推定13〜15才)と従者(23)です。こやつのせいで原稿がかなりピンチ(大汗)になってしまいました(苦笑)。いや、目標ページ数には達しましたが。
ではでは、そろそろ原稿に戻ります。

2336.『赤死病の館の殺人』読了 投稿者:エイロク  投稿日: 7月29日(日)23時14分42秒

 本日、読了いたしました。色々感想はあるのですが言ってしまうと内容に触れてしまいますので取りあえず「面白かったです」ということだけお伝えしたいと思います。
 いやあ、最近長編ばかり読んでいたので、短編や中編も良いなあと感じさせていただきました。森江さんの館シリーズがまたあるとのことで、楽しみにしております。巻末の森江さんイラストですが、僕の中の森江さんより格好良すぎるような……。ともかさんは結構近いものがありました。しかし、こういった試みも面白いものですね。

2335.おお 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月29日(日)21時46分02秒

 早見さん、フォローをありがとうございます。それにしても、この作品、隠れたファンが多いですね。以前、SRの会でミステリ漫画を特集したときにも、多くの方が“隠し玉”として『東京探偵団』を挙げておられましたっけ。

2334.Re:読了!! 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月29日(日)21時43分55秒

>有坂はやせさん

 さっそくの読了報告ありがとうございます。実は「新島ともかの出番をもっと増やせ」という某方面からの要請もありまして……。もともとカッパのシリーズの次作ではそれを予定していたのですが、ことによるともっと彼女が前面に出る可能性もありまして……。

 「東京探偵団」は引き続き捜していただくとして、最近よく明朗時代小説を読んでいる関係で思ったのですが、「大名の若君」とか「若いお殿様」ってのは“萌え”の対象になりませんかね。市川雷蔵主演の映画「陽気な殿様」なんて実によかったな。のんきでしゃれっ気があって、下々のものたちとも大の仲良しで、そり落とした月代もつややかに、身ごしらえも美々しく、しかも男前で剣の腕も立つときている。いかがでしょう?

 7月27日の日記で、いなばさがみさんのお名前をミスパンチしてしまいました。ごめんなさい。しかしアレですね、僕の場合、たったこれだけの日記を書くだけで一仕事で、何だか一日のノルマを果たしたような気分になってしまいました。毎日コンスタントに、しかもかなりの長文をアップされる方々の真似はとてもできません。てなわけで、ご勘弁あれ。

2333.東京探偵団 投稿者:早見裕司  投稿日: 7月29日(日)21時31分26秒

ここのところ、パソコンのクラッシュなどでここを読んでいなかったのですが、
『東京探偵団』は、確かに合本版が出ています。
都市奇談者としては、落とせない作品なので、ぜひがんばって探してください
ませ>有坂さま

http://www.hayami.net


2332.読了!! 投稿者:有坂はやせ  投稿日: 7月29日(日)20時22分44秒

そんなわけで『赤死病の館の殺人』、予告通り木曜日に読み終わりました。
ご報告が遅くなってしまい、失礼致しました。
電車内で館内の配置図が出てくる度に右や左、逆さにしたり(をいをい)と楽しませていただきました。
金獅子の出番がちょっと少なかったけど、ともかちゃんが沢山出ていたので、有坂は大喜びです(^^)。巻末のポートレートのともかちゃんのまた可愛いことvvv。
アンケートも応募しますね。

そしていまだに見つけられない『東京探偵団』…(涙)。1987…そんな前の作品だったとは。
いや、まだまだ諦めませんよ。ふっ、難関不落のお姫様を落とす王子様気分で萌えながら探すぞ(???)。

2331.突然日記「出た日が命日」2001年7月28日(土) 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月29日(日)15時31分03秒

 チェックアウト時刻ぎりぎりまで寝て、渋谷のホテルから出発。さて土曜日のことでどこへ行こうかと思案の末、以前から存在を聞いていた神楽坂の風俗資料館へ。その名の通り、いわゆる風俗雑誌を収集しているところで、民間の篤志家の事業であるらしい関係上、閲覧のための入会金や入館料はお安いとはとても言えないし、ズラリ並んだ書目によい子のみなさんは卒倒すること確実なので、必ずしもおすすめはできないのですが、今の「何でもあり」の世の中になる以前の隠微で切実な時代が思いやられて、その点は興味深かったです。

 時間がなくて調べきれなかったのですが、「裏窓」という読物雑誌はかなりバックナンバーがそろっているようでしたし、いわゆるカストリ系の猟奇探偵雑誌(このあたりは未整理のよう)も散見されて、掘り返せば何か収穫がありそうでしたが、これはまた後日。午後の新幹線にて大阪へ帰りました。それというのも妙なすれ違いというか、K社のノベルスと雑誌担当の編集者お二人が関西を訪問されていて、それと会食という次第になったのです。本来なら地元の僕がうまいもの処に案内すべきところ、ファッションと同様グルメには縁のない身ではそうもできず、堂島方面の和食店とカクテルバーへ。またいろいろと今後の策などを練ったことでした。結局、零時過ぎ帰宅。

 何かこう書くと、いい気なもんだと思われるかもしれませんが、まあ某さんや某々さんには及びもつかないことですし、ささやかながらの「期待」あってこそお会いいただいているわけで、ここに昨日来のエピソードを披露したからには、その期待にこたえた「成果」をお目にかけないといけないわけです。というわけで、月並みながら頑張るぞ。しかし「“曇斎先生事件帳”シリーズは、必ず毎回のタイトルにオランダ語を入れるように」と言われたってなあ。

2330.「アルセーヌ・ルパンが活躍した20世紀初頭のパリ」参加報告  投稿者:田辺 正幸  投稿日: 7月29日(日)06時09分26秒

芦辺様。
無知ゆえの暴言及び放言の段、平に御容赦下さい。
トークショーでのお話、誠に興味深く拝聴いたしました。こちらの掲示板でも話題になった「現代は少女怪盗の時代」という話題が紹介されたのには嬉しくなってしまいました。
「ルパンのルーツはデュマの『モンテ・クリスト伯』のエドモンド・ダンテスではないか?』という御指摘には、思わずはたと膝を叩いてしまいました。なるほど、確かに全くの別人となって犯罪(復讐)に手を染めるという設定は、変装の名人であるルパンを彷彿とさせますね。
余談ですが、私は『モンテ・クリスト伯』は様々に形を変えて涙香の『白髪鬼』や乱歩の同題の作品、さらには川崎のぼる氏の『死神博士』等に影響を与えていると思うのですが……。
懇親会では脈絡なくあちこちに飛ぶ私の質問に丁寧にお答えいただき、本当にありがとうございました。あまつさえ持参しました『殺人喜劇の13人』初版本にサインをいただき、更に御名刺までいただけるなんて……。これだけでもわざわざ千葉から出てきた甲斐がありました。

それにしても、こちらの掲示板でもよくお見かけするいなばさがみさんが、あのように御目麗しき女性であったのには驚きました。トークショーで私に続いて芦辺さんに鋭い御質問をされていたので、もしやとは思っていたのですが……。
散会後は「ルパン同好会」の会員の方々といなばさん、それに私を加えた七人で二次会へ。途中、いなばさんが案内してくれたちょっと怪しい古本屋に寄ってあれこれ品定めをするあたりが、いかにもこのメンバーらしいところです。
トースト専門の喫茶店での二次会は、ミステリに限らず、往年の特撮ドラマやアニメの話題に華が咲きました。それにしても皆さんの知識の豊富なことにはただ驚かされるばかり……。世の中には私など足元にも寄れぬような「濃い方々」がいらっしゃることを、改めて思い知らされました。
いつしか午後十一時を回り、お開きになったのですが、皆さんの熱気にあてられっ放しの数時間でありました。う〜む、私ももっと研鑚を積まねば……。

2329.突然日記「出た日が命日」2001年7月27日(金) 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月29日(日)02時52分15秒

 かねて告知していました東京・恵比寿は日仏会館でのイベント「アルセーヌ・ルパンが登場した20世紀初頭のパリ」に出席のため、午前8時台のひかりで新大阪発。車中、携帯に二、三着信。それに従ってのまず第一の行動は、東京駅のホームで角川書店のカメラマン氏と落ち合って、『十三番目の陪審員』文庫版のための著者近影の撮影。たまたま連絡が遅れたのと、僕も今回は必要はないと思って用意してなかったための非常手段。ただ念のため、以前に撮ったポジフィルムの残りも持参したので、どちらを使うかはできてからのお楽しみ。もし、東京駅の赤レンガがバックに映っていれば、この日撮影したものということです。

 さて、続いての行動は新橋に出てのT書店での今後の展開打ち合わせ――ですが、その前に同じエリアで「うなぎ書房」という出版社を経営しているIさんを訪問。『時の誘拐』を担当された方で、退職後ここを興されたもの。ペンギンをモチーフにした下町写真集や落語家さんの本などいただいて辞去。このあとT書店へ。複数巻構成で驚かせる書下ろしが滞っているのにペコペコ。連作プランなど提案。ベテラン編集長Yさんからパワフルそうな編集Kさんを紹介され、つい熱意に負けて「森江春策の応用犯罪学講座」ネタを開陳。

 そのあと神田のH書房へ。こないだのカー特集でヒットを飛ばした若手のIさん。短編プランのほか、この夏予定されている映画特集のことなど。よかった、これでたまりにたまった古典ミステリ映画のビデオを見まくる名目が立ちました。翻訳ミステリの一方の雄たる編集部を垣間見れたのも収穫。しかし、ここの近くのレストランで「エラリイ・クイーンの食卓」という料理があるのはさすが……。この間、R書房のNさんより携帯に電話。そうか、あの作品のノベルス版ゲラがついに出ましたか。

 初めてこの地に宿をとる渋谷のホテルにチェックイン後、約束の午後5時ぎりぎりに日仏会館前にて《ルパン同好会》の浜田さんたちと合流。ちょっとした打ち合わせのあと6時開演、ホールをほぼ埋めた老若の観客の前で「奇巌城〜エギーユの秘密」を上映。1970年代に作られたジョルジュ・デクリエール主演のこのシリーズは、日本では関西と東北地方でのみ放映されたようで、僕も1975年の春休みごろに見たきりだったのですが、オープニングのタイトルやテーマはまさに記憶のままで実に懐かしかったです。ただ残念だったのは、納谷五郎(六郎だったか)氏の吹き替えではなかったことですが……。

 肝心の内容なんですが、その昔テレビで見たときには、原作の雰囲気や風俗を忠実に再現にしながらも、どこか筋のつながらない感じに「これは内容がカットされてるのかな」と疑ったものですが、実はこれは演出のタッチだったのですね。忠実に筋を追い、サスペンスを盛り上げてゆくというよりは、どこかおちゃらけたノンキなお話になっている。ホームズ(原音ではショルメス)、ボートルレ少年(というより青年記者ですが)、それにゲルシャール警視(このシリーズではガニマールではなく『ルパンの冒険』のゲルシャールで統一されているそうです)が加わっての戦いも、何となくオマヌケで、そのへんを納得すると大いに楽しめました。でも、違和感を覚えられた向きも多かったようなので、あとのトークではそのへんをフォローしました。

 来会者のみなさんとのやり取りで、僕へ名指しで鋭い問いを投げかけられた方が男女一名ずつおられまして、たじたじとなりつつ答えたのですが、あとでの懇親会でうかがえば、おや! 田辺正幸さんといたなばさがみさんではありませんか。どうもわざわざありがとうございました。いなばさんからは島田一男氏の作品リスト(膨大!)をいただいたりして、ゆっくりお話ししたかったのですが、たまの上京にはついいろいろ用事を重ねてしまう悲しさ、旧知の脚本家K氏との飲み会のため失礼することになってしまいました。いったん懇親会を離れてK氏を迎えにいってはるばる戻れば、すでにパーティーは撤収されたあと……寂しーっ。

 そのあと、恵比寿のビヤホールでK氏と互いの最近の仕事の話など。ここで話し合われたテーマから、何か実りある結果をご報告できるとうれしいのですが……はてさて。宴果ててようやく渋谷のホテルに戻り、日本のホテルのチェックアウト時間は何でこう早いのだとぼやきながら就寝。さすがに疲れはしましたが、これだけ飛び回れば大阪に引きこもっているときの屈託も吹っ飛ぶというもの。というわけで、お会いしたみなさん全員に感謝!

2328.令夫人のご高評を期待しております 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月26日(木)22時38分21秒

>早見さん

 いえいえ,大変に光栄であります。願わくば「うまいねー」のお言葉を頂戴できますように。さすれば綾辻、クリスティの両先達と並ぶことができますゆえに。

2327.「赤死病の館の殺人」拝受しました、が…… 投稿者:早見裕司  投稿日: 7月26日(木)21時41分56秒

 私が読む前に、かみさんが「何か読む本なーい?」と言って持っていって
しまいました。こりゃしばらく返ってこないな。
 なお、かみさんの感想は、まちがっても芦辺さんにはお伝えしないように
致します。何しろ、「十角館の殺人」を読んだら「この綾辻って人、小説う
まいねー」とのたまい、クリスティーのトミーとタペンス物を読んで「クリ
スティーってうまいねー、何であんた、こういう風に書けないの」と、何の
悪意もなく言う、爆裂したかみさんでありますが故に。

http://www.hayami.net


2326.『十三番目の陪審員』ご感想感謝 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月26日(木)19時45分20秒

>架之さん

 拙著『十三陪』へのご友人とご母堂の読後感想をご紹介いただきまして、ありがとうございます。ある種マニアックに筋を構築した作品が、ごく普通にまっとうに読書を楽しまれる方々に、一個の《物語》として受け入れられたというのはうれしいことです。ご両人によろしくお伝えください。おっと、その前に架之さん自身の“布教活動”に感謝しなくてはいけませんね。ありがとうございました。

2325.御礼ひたすら。そして遊星からの『十三番目の陪審員』感想。 投稿者:架之  投稿日: 7月26日(木)17時21分03秒

芦辺先生。
尊敬する先生にあの意味不明な文章を誉めていただいて光栄です(照)。「斬捨御免」ぐらいの処罰を覚悟していたのですが、「捕物帖」作者である先生にありがたいお言葉を頂いて、とても幸せです。「異類五種」と藤雪夫先生の作品については、期待して待たせていただきます。何か「こ、これは!」と先生が呟いてしまわれるようないい短編が、ひょっこり姿を現すことを願ってます。
田辺正幸様。
田辺様もお褒め下さって、どうもありがとう御座いました。続きまで期待してくださって、もう顔がにやけまくってます。題名を誉めていただいたのが、中でもうれしかったです。「芦辺先生にならって何か自分も……」と想っていたところに、まさに降ってきたタイトルでしたので、そこに注目してくださって、身に余る幸せを感じています。
あと、またもや本をご紹介してくださって、ありがとう御座いました。もう本当に私、田辺様に教えられっぱなしですね。目的がなくぶらつくのもいいけど、目的を追い求めて駆け回るのもまた好きなので、休日はまた、探しに行ってきます。
お二人とも、どうもありがとう御座いました。誉められるとつけあがるタチなので、もしかしたらまたやってしまうかもしれません(ええかげんにせい)。

それと、芦辺先生へ。
先日、私の知り合いである2人の人間が『十三番目の陪審員』を読みました。その時聞いた感想が手元にあるので、ここに掲示させていただきます。
1人は、私の高校時代からの親友(♀)で、「何か読む本ない?」と問われたところ、二階堂先生や法月先生の本と一緒に先生の本を薦めたのでした。以下、感想を原文通りに記させていただきます。

「先日、芦辺拓の『十三番目の陪審員』を読んだ。よかった。ざまあみろーとうれしかった。また読もう。その本のあとがきにも三谷幸喜監督の『13人のやさしい日本人』だかなんとかてのが書かれてある。この本を読みよる間、その映画のことを思いだしよった。昔その映画みた時バイシンインて当時わからんかったので何でこの人らは柵の外へ出れんのかしら、とずっと不思議やったけど、いい映画やなぁと意味もわからず思いよった。陪審員の役割がなんとなくわかった今、もっかいあの映画を見よう」

……とのことです。なにぶん友達同士の間で書いたことですので、乱文はお許しください。
それと、もう一人は私のお母さんです。同じく「何か読む本ない?」と訊かれ、ちょうど図書館で借りてきていた『十三番目の陪審員』を、某先生の某書(あえて名を記しません)と一緒に差し出したのでした。それは口ずからだったので、自分の記憶を頼ることになりますが、出来るだけ忠実に記させていただきます。おおよそこんなところでした。

母「ハイ、これ。送れてごめんね」
私「そう想うんやったら自分で図書館に返しなさいって。で、どうやった?」
母「(某先生の感想(かなり酷評)のため、略)で、こっち(『十三番目〜』を指して)のは、わりとスッキリしとったね。舞台はパラレルやけど展開は好きやし、無駄もそんなにないし、それに大逆転なこういう結末がええんよ。面白かったわ」

……ちょうど陪審員うんぬんについて私に聞かせていた頃でしたので、これは母のツボに見事にはまったようです(ちなみに、初めて見せた時「この本、どっかで見たことがある……」とぶつぶつ言ってました。デジャ・ヴュ?)。
で、肝心の私はといえば……すいません。「初版を買ってから読む」派なので、まだ買えてません。書店の8月発売の文庫一覧を見ると、ちゃんと載ってたので(よかったよかった)、またお小遣いを貯めて待ってます。
架之でした。

2324.再度、7月27日の告知です 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月26日(木)02時16分32秒

◆ビデオ上映とトークの夕べ――「アルセーヌ・ルパンが登場した20世紀初頭のパリ」

 7月27日(金)午後6時〜8時30分/日仏会館1階ホール
  18:00 オープニング
  18:15〜19:10 ビデオ上映「奇巌城〜エギーユの秘密」(日本語字幕付 52分)
  19:15〜19:55 トーク/浜田知明氏(ルパン同好会会長)他←(ここに僕が含まれます)
  20:00〜20:30 参加者交流会

 主催:日仏協会/TMF 日仏メディア交流協会
 後援:フランス大使館文化部
 協力:ルパン同好会/IVC/ケイ・ミュージックほか
 問い合わせ:財団法人日仏会館/TEL 03-5424-1141

  地図は下記をクリック!

http://www.mfj.gr.jp/jp/map-j.html


2323.猛暑の夜は怪盗話? 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月26日(木)01時52分44秒

>アイナットさん

 これはどうも。そちらでは甲賀三郎コーナーを設置されているのでしたね。まあイラストの件は、新島ともかが主体で森江はどうでもいいということで(作者にあるまじき発言)。『死体の冷めないうちに』の対決構図にお気づきとは、さすがに鋭い!

>有坂さん

 あっ、今は「少女怪盗」の時代なんですね。すると、僕が《名探偵Z》の単行本化に際して考えていることもあながち外してはいけないわけだ……。あ、それと『東京探偵団』は1987年ごろに小学館の少年ビッグコミックスで全6巻で出たあと、ワイド版として合本になっていたと思います。新刊屋にはない可能性が大なので、古本屋回りかネット検索をおすすめします。とにかく必読です。

>田辺さん

 それでは当日を楽しみに……。

2322.怪盗と言えば・・・・・・ 投稿者:アイナット  投稿日: 7月26日(木)01時23分55秒

少しお久し振りです。
怪盗と言えば、甲賀三郎に決まってます・・・・・・・、いえ、冗談です(汗)。でも怪盗の条件には合ってるような気が!気早の惣太は無論別ですが。

それと私も「赤死病の館の殺人」駅書店で購入しました。近いうちに読んで、再度下手な感想を書きにこようかと思います。
しかし巻末のイラストですが、森江春策渋すぎます。また少しイメージが変わりました(笑)。新島ともか嬢は従来のイメージ範囲内ですね(^^)

もう一つですが、最近、ようやく、双葉文庫「死体の冷めないうちに」を読みました(遅すぎ)。個人的には自治設定興味は言うまでもないですが、やはり怪人対名探偵的な部分にも魅力を感じました。

2321.そいつは疾風怪盗 投稿者:有坂はやせ  投稿日: 7月25日(水)23時17分29秒

>芦辺先生
雷雨のため遅れた電車で大分読み進めました。明日には読み終わっていることと思われます。<新刊
苦労だなんてとんでもありません。
地元書店では手に入りにくい書物ばかり好んで読んでいるためか、書店の梯子なんてもう当たり前というか。
でも、その分目的の書物を見つけたときのあの感動。これを人よりも体験する回数が多いと思えばこそ(笑)。それ故に図書館で借りることなく本を買ってしまい、その本毎にそれぞれ入手から感動に至るまで思いでの深いこと。

そして怪盗ものに関してのご指導、有難うございます。なるほどなるほど、やはり思いきって質問してみて良かったです。
ルパン三世は別格として(CSのお陰でシュラバの戦友vvv)、キャッツアイ以降の漫画作品のイメージで怪盗=女(←瞳お姉さんは美しいし、St.テイルもジャンヌちゃんも可愛いからOK)がこびりついていたので、勉強になりました。
…そうか、ダンディなのか。やばい、うちの怪盗は陸上部系ショタだ(大汗)。
細野不二彦さんの漫画は初耳でした(汗)。明日にでも早速書店を巡って冒険に出かける(笑)つもりであります。

2320.古本探偵捕物帖・第二話「『虹の日の殺人』を暴け!」 投稿者:田辺 正幸  投稿日: 7月25日(水)21時37分38秒

架之様。
忘れておりました。以前光文社文庫に収められていた鮎川先生の鉄道ミステリーアンソロジー「無人踏切」に藤雪夫氏の短編「虹の日の殺人」が収められております。
これも菊地警部もので、虹をアリバイに利用する等、斬新なアイデアが使われていました。ラストの事件に対する菊地警部の呟きは、いかにも心優しいこの作者ならではのものですね。
この本は比較的古書店でもよく見かけますので、捜してみてはいかがでしょう。

芦辺様。
御指摘の「怪盗の条件」に当て嵌まるキャラクターとして、カーター・ディクスンの「赤い鎧戸のかげで」に登場する「アイアン・チェスト(鉄箪笥)」も加えていただけないでしょうか? 現代のロビン・フッドと呼ばれる義賊で、決して人を殺さず、常にスポーツマン・シップを忘れない快男児という設定は、まさに芦辺さんの言われる条件にぴったりだと思いますが……。何せあのH・Mも、彼を助けるためにタンジール港に停泊していた軍艦を一隻爆破してしまったくらいですから……。
27日のトークショーには、例の私に輪をかけたミステリーマニアの友人も一緒に参加する予定です。う〜む、これはひと波乱ありそうな予感が……。

2319.いやいや、何の何の 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月25日(水)00時21分46秒

>田辺さん

 さっそくお手に取っていただけましたか。藤田新策画伯のカバーと藤田香さんのイラスト、いいでしょう。この両藤田さん、たださえ混乱を呼ぶのに「春策を描くのは新策先生ではなくて香さんの方」などと、打ち合わせの際にますますややこしいことになったのでした。

>有坂さん

 こちらも早々とありがとうございます。入手にご苦労をかけているようで、申し訳ないことです。すべてオンライン出版になれば、こんなこともないのでしょうが、「本の形」がなくなったときには、きっともっと大事な何かが失われてしまうのでしょうね。

 怪盗ものについては、最近訳された“百発百中のゴダール”のほかにも、これまで日本に紹介されていないシリーズがいっぱいあって、僕らの思いもかけない発展と洗練を遂げているらしいので、いつまでもルパンや怪人二十面相のイメージで語るととんだ恥をかきそうなのですが……。

 まずファントマとかジゴマの、関係者は皆殺し、自分の身代わりに無実の人をパンバン死刑台に送り込むなんてのは別にしますね。その点で考えると、まず「スタイリッシュでダンディ」「女性の扱いが巧みで紳士的」「警察に愛すべきライバルがいる」「血を流すのは好みでない」「スポーツマンシップ(体育会系という意味じゃないですよ! むしろその正反対)を心得ている」「しばしば自分の利益以外のために盗みをする」「出現の前には予告を、去り際にはカードの一枚も残すなど出処進退を心得ている」「犯行のパターンとしては、事前に関係者の中に化けこんでいたりする」「自分の美学のためには、盗みに成功したあと品物を返したりする」――ってとこですか。

 実際、上記以外の怪盗となるとE・D・ホックのニック・ヴェルヴェットとかE・S・ガードナーのレスター・リース、それに出番は少ないんだけど久生十蘭の『顎十郎捕物帳』の伏鐘重三郎ぐらいしか知りませんが(ホーナングのラッフルズを翻訳する話はどうなったんだ?)、とにかくみんなダンディなんですね。

 あと、細野不二彦さんの漫画『東京探偵団』での美少年探偵ジャッキーにご執心の黒男爵(バロン・ブラック)は押えておられますよね?

2318.あっ…(濁汗) 投稿者:有坂はやせ  投稿日: 7月24日(火)23時02分13秒

しまった!!!変換しているときに間違えて「病の」を消してしまっている!!!(大汗)
大変失礼致しました!!(ToT)>芦辺先生

ということで、
「赤死館の殺人」→「赤死病の館の殺人」
でした。(恥)

2317.赤死館の殺人 投稿者:有坂はやせ  投稿日: 7月24日(火)23時00分03秒

…を本日、2時間ほど前にゲット致しました。まだ50Pくらいまでしか進んでいません。
電車でじっくりと楽しませていただきます(^^)。
某雑誌で23日発売とあって昨日、地元の駅ビルによったら「カッパノヴェルスの新刊はありません」とか言われてしまったです(汗)。う〜む、流石2月に村制度を廃止したばかり(←マジ)の田舎村書店め(激怒)。某新聞の書評で紹介された海外系ベストセラーも置いてなかったし。
…って、こんなこと書いたら、私が凄まじい所から遠距離通勤しているように思われる…。片道2時間強程度ですよ、念の為。

所で、ちょっと興味があるので質問させてください。
怪盗を主人公にした話しでは、内容に「お約束」として踏襲しておきたいことって、どんなことでしょうか。
形にするかまだ未定ですが、ちょっと怪盗もののネタで一部で盛り上がっているので、ご迷惑でなかったらご指導賜りたくお願い申し上げます。但し、当方余り機転の利くタイプではありませぬゆえ、余りディープにならないもので(苦笑)。

乱文な内容で申し訳ありませんが、失礼致しますm(__)m。

2316.古本探偵捕物帖・第一話「『アリバイ』を探せ!」 投稿者:田辺 正幸  投稿日: 7月24日(火)22時24分58秒

架之様。
どわはははは……。こ、これは面白い! 芦辺さんのお書きになる捕物帖に匹敵しますね。
可憐な町娘・架之嬢の願いは芦辺拓之進に届くのか? 続きが早く読みたくなります。
「直訴はセンティメンタル」というタイトルも秀逸ですね。
私の役処は芦辺拓之進の側近の侍といったところでしょうか? 悪役などととんでもない、中々の儲け役ではありませんか。私自身はどちらかというと、悪代官の手先になって江戸市中の古き良き探偵小説作家の作品を買い占め、値を吊り上げようとする悪徳商人・田辺屋正左エ門の方が相応しいような気もいたしますが……。
『獅子座』は本当に素晴らしい作品でしたね。藤雪夫氏の作品はこれと長編の『黒水仙』以外は中々手に入らないのが悩みの種ですが、芦辺編集長の英断を期待したいところです。
あ、芦辺さんの書き込みにもある藤氏の短編「アリバイ」は、以前双葉社から出ていた鮎川先生によるアンソロジー「殺人設計図」に収録されていました。

芦辺様。
「赤死病の館の殺人」ようやく購入しました。
巻末に収録された藤田香画伯の「ある日の森江春策事務所」の素晴らしいこと! 森江の少々不精な様子がまた好感が持てます。 そして新島ともか嬢の可憐なこと……。「赤死病の館の殺人」では休暇中に思わぬ事件に巻き込まれてしまった彼女ですが、ファンの一人としては早く「新島ともか嬢自身の事件」が読みたいと思っております。
さて、27日はいよいよ日仏会館におけるトークショーですね。私も体調を整えて参加するつもりです。

2315.神変芦辺草紙〜謎の諳十露爺(あんそろじい)ノ巻〜 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月24日(火)17時07分55秒

>架之さん

 ぶわははは……いやアッパレアッパレ、大儀であった。今ちょっと無性に時代伝奇チャンバラが読みたくなって、角田喜久雄、山手樹一郎、野村胡堂といった諸氏の文庫を買い集めているので(どっちかというと明朗型ヒーローが好きなんです)、みごとにツボに入りました。

 藤雪夫氏作品なのですが、ほんとに『獅子座』はミステリのいろんなトリックやガジェットが詰まって、しかもヒューマンな傑作でしたよね。むろん常に収録の有力候補なんですが、やっと手に入れて読んだ処女作『渦潮』にせよ、中編「黒水仙」(同題の娘さんとの合作長編とは全く違う内容です)にせよ、どこか物語の方向性が僕らの期待する本格推理とは少し違う点があって、再録に躊躇しているのです。あと、ごく一部が「宝石」「探偵実話」に掲載された以外は全く未知の雑誌に寄稿されているケースが多く、僕なんかにはお手あげのところもあります。

 でも、常に網を張ってはいるんですよ。藤氏の作品、とりわけ菊地警部シリーズを何とか発掘したいですね。たぶんご存じでしょうが「アリバイ」という菊地警部ものが鮎川先生のアンソロジーに何度か採られています。

(※この間の書き込みを数点、流出させてしまいました。申し訳ありません[かんとく])


2314.記念誌は、 投稿者:かんとく  投稿日: 7月23日(月)19時39分44秒

 冬を目途に何とか企画再開しようかと考えております。切羽詰まった用件は、いま手掛けている(というか未だに手掛けている)長篇で一区切りする(はずです)ので、たぶん可能……じゃないかと。不確定要素多くてすみません……実は今度某所に掲載される予定の短篇の成り行き次第では、色々と仕事が増えそうだったりもします。いや、でも可能であれば夏頃から準備を始めて何とか何とか。自分の同人誌の企画も結局主催者ふたりの多忙で止めている状態なので、冬の同人活動には非常に意欲的です、ひとまずは。
 だいたい、『異類五種』まで収録させていただけるなら願ったり叶ったりではないですか。これでやらずば男が廃るというものだっ。

 なお、『赤死病の館の殺人』は私が現物を未入手のためデータはまだ収録しておりません。悪しからず御了承下さい。

2313.信じない派なんですけど 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月23日(月)19時26分25秒

>架之さん

 講談社文庫の「真夏のミステリーズ」にそう書いてあるんなら、そりゃもうそうに違いありません。うーむ、しかし、この結果は……ま、108ページとあわせて考えると、「この夏は飛行船での旅を避けると、素晴らしい幸運がおとずれる」ということではありますまいか。うむ、きっとそうです。

 「異類五種」はいまだ収録されてませんし、怪奇幻想短編集の企画はいったん僕の方から申し出て棚上げにしたので(これホントですよ。でも、だからってそんなに素直に従わなくたってねぇ)、ちょっとめどが立ちません。しかし、これで私家版の記念誌に収録することが可能になったのですが、こちらは編集を引き受けてくださる予定のかんとく氏が多忙になってきて、お願いしにくくなりました。さぁーて?

2312.想い出すのが遅かった書き忘れ 投稿者:架之  投稿日: 7月23日(月)17時31分34秒

なのですが、芦辺先生の『異類五種』って、もう読めないのでしょうか……?

2311.芦辺先生って、占いは信じる派ですか? 投稿者:架之  投稿日: 7月23日(月)16時52分29秒

芦辺先生、『赤死病の館の殺人』とうとう刊行になりましたね。おめでとうございます! ……しかし地方在住の私の手元に届くのは、25日辺りになりそうです。くすん。でも、それまでいい子で待ってます!
ところで、いきなり話題が他社の方へ飛んでしまうのですが、先日入手した小冊子「真夏のミステリーズ」を読んでいると、巻末に「ミステリー文庫占い」なるものが。試しにやってみると、結果は「H 密室ミステリー群」。しかも中には先生の『地底獣国の殺人』が! よっし! 早速気合入れて、幸運の戒律が記されているというP108とP153をめくってみたのですが……

「――船は、今まさに死に瀕していた。」(P153より)

……うーん、うーん。
他の自分の手持ちで当てはまる作品群の2ページを探してみましたが、それらしい事はなさそうだし……やっぱり、占いって当てにならないのでしょうか。でも、高木彬光先生の例もあるし……芦辺先生は、いかがですか?

2310.いらっしゃいませ、山本わおさん! 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月23日(月)10時59分34秒

 おっといけない、お久しぶりです>橋本さん。えーっと、いつぐらいぶりでしたっけ? もはや加齢と暑さと生来の健忘症によってトーフ並みとなった私の脳髄にとっては、しごく過酷な注文なのであった。

>山本わおさん

 はじめまして、ようこそようこそ。拙著では『地底獣国の殺人』が最初とのことでドキリとしましたが、SFで下地をつくっておられるなら、あれはおなじみの世界だったことでしょう。ありがとうございました。

 そうそう、『地底世界ペルシダー』! まさにおっしゃる通りなのですが、かつてSF大好き中高生だった私にもかかわらず、なぜかERB氏の作品だけはろくに読まずに終わってしまったのです。スペースオペラも異世界ものも大好きなのになぜだろう。当時愛読した野田昌宏氏の『SF英雄群像』でもたっぷりとりあげられていたのにね。ご不満はごもっともですね。今度あらためて取っ組んでみるとしましょうか。

 ともあれ、あたたかいご感想ならびに鋭いご指摘に感謝です。今後の参考にしますので、またいろいろお好きなジャンル、とりあげたら面白そうな舞台設定など教えてください。猛暑の中、書き下ろし長編とともに「《名探偵Z》シリーズを本格推理として着地させる」という難題をつきつけられておる小生でありました。

2309.「地底獣国の殺人」読みました 投稿者:山本わお  投稿日: 7月23日(月)01時14分51秒

初めまして。芦辺さんの本は今回初めて読ませていただきました。とっても面白かったのですが、たった1つ不満な点が。秘境恐竜物といえば「ロストワールド」が代表作でしょうが、空洞地球物の代表作といえばE・R・バロウズの「地底世界ペルシダー」でしょう! この作品でSFを読み始めた私としては、作中に言及がなかったのが残念でした。後、このジャンルに目がない私は当然横田さんの「人外魔境の秘密」は読んでましたが、古典の「地底獣国」の存在は知りませんでした。今度読んでみようと思います。では。

2308.オフ!? 投稿者:橋本  投稿日: 7月22日(日)09時07分35秒

お久しぶりです.っていうか,久しぶりすぎてもう忘れられてるのでは?(-。-;)ず〜っとロムってはいたんですけどね.

さてさて,何やら大阪でオフを開催するかもとのこと.大阪で開催となれば私も行かないわけには参りませんな.(^_^;)でも,芦辺さんを始めとするごく一部のミステリ−作品しか読まない私についていけるのかどうかちょっと不安だったりします.とにかく,一応本当に開催されるなら参加希望です.私は京都人なので時期などは比較的皆さんに合わせられるかと思います.

でわでわ!

2307.夢の共演! 投稿者:田辺 正幸  投稿日: 7月21日(土)18時55分16秒

芦辺様。
う〜む、あの沈黙の意味するところは、一体……。ひょっとして私、嫌われているのでは?(自覚しとらんのか! お前は!)
まあ、場所が日仏会館ですから、あまりマニアックな所業をして、日仏の友好関係を壊さないように自粛するつもりではおります。しかし根が軽佻浮薄のゆえ、果たして最後までおとなしくしていられるかどうか……。
ちなみに、DVD化されているジョルジュ・デクリエールのルパン映画は、『ルパン対ホームズ』『ルパン逮捕される』『カリオストロの七つの環』『水晶の栓』そして『奇厳城』の五作品でありました。

異なる世界に住む歴史上の人物やフィクション上の有名人を共演させるのは、山田風太郎氏の明治ものの常套手段ですね。『明治波涛歌』の中の一編「巴里に雪の降るごとく」では、パリに警察制度の視察に行った初代警視総監・川路利良がルコック探偵やヴィクトル・ユゴー、モーパッサンにゴーギャン等と競演していましたっけ……。どうせならオーギュスト・デュパンも出してほしかったと思うのは私だけでしょうか……。
あ、第二回の「新・本格推理」に応募する短編で、大連の沙河口署にいた「あの警部」と二階堂陵介氏を共演させようと考えているのですが……。う〜む、「本格推理」シリーズの新旧両編集長の許可をいただかなければなりませんね……。

2306.Re:繋がり 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月21日(土)12時52分36秒

>二階堂さん

 ぐるりと回って、ルパンと二階堂黎人氏、ならびに蘭子嬢も同じ世界にいるってぇことになりますね。めでたし、めでたし! しかし、これ何か使えそうですね。僕も書くからぜひ二階堂さんも書いてくださいよ。ルパンが1874年生まれに対し、蘭子嬢は1949年生まれだから……。

2305.Re:うお。 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月21日(土)12時48分03秒

>みわっち。さん

 昨日、大阪へ来てらしたのですね。そして今日は確か天野さんたちと名古屋でオフ……。うーむ、これはいよいよ当掲示板もオフをやらにゃいかんかもしれんな。あしべ砦の三悪人、ではない三羽烏そのほかのみなさんに大阪にご足労願っての怪建築・名所ツアー。小説講座の芝やんに相談してみたいところながら「私はここの管理人でもないのに何でそんなこと」と怒られるであろう。

 しかし、やるとしてどんな人たちが来てくれるのか。今朝たまたま読んでいた中村真一郎氏『木村蒹葭堂のサロン』に集ったような人々か、それとも昨日久々に永野のりこさんの『GOD SAVE THE すげこまくん!』を読み返していたら(これがまた、先日の祇園祭の日の美人編集者との打ち合わせにつながってくる……かもしれない)出てきた「マニアの詩」のような人々か。

 このネタちょっとずつ振りますので、時期的なご希望も含めてうかがわせてください。

2304.繋がり 投稿者:二階堂黎人  投稿日: 7月21日(土)08時53分33秒

では、ルパンのいる世界には友人作家ルブランがいて、そのルパンは明智と対決しているのだから……。

2303.うお。 投稿者:みわっち。  投稿日: 7月21日(土)00時28分36秒

<昨日の関西テレビ「おんなじ穴」で、つボイノリオさんが、コミックソングと探偵小説の相似性について触れた

 『聞けば聞くほど』では関西テレビで収録した、ということしか言ってなかったのに〜(涙)。それがわかってたなら関西の知人にいって録画しておいてもらったのになあ……。くうう〜。あ、そうそう今日は大阪でオフ会があったので、ワガママ言ってヘップファイブの観覧車(『怪人対名探偵』の1シーン)に乗ってきました。思わず内部からガンガン叩き、強度を確かめたりしたのは言うまでもありません。次はぜひ水上バスかな……。

2302.ぐわっ 投稿者:芦辺 拓  投稿日: 7月20日(金)21時12分51秒

>二階堂さん

>大作『時の密室』から早くも長編脱稿か!!! と、驚いていたのですが、

 と、とんでもありません。某々さんではなし、そんなことができるわけはありませぬ〜。「森江春策ワールド」の件ですが、僕が森江春策と話しているということは、そこから地続きに当然、二階堂さんたちもいらっしゃるということなのです。

 だが、ここで迷うことが一つ。森江なら森江がいる世界には、「故・江戸川乱歩と彼が書いた明智小五郎が出てくる本」が存在しているのか、それとも「明智小五郎本人」がいるのか――。ん、待てよ。『化人幻戯』によると江戸川乱歩と明智小五郎は友人同士で、ともに小説中の実在の人物になっている。ふむふむ、なるほどそうか(一人で言い出して、勝手に納得してる)。


2301.赤死病の館の殺人 投稿者:二階堂黎人  投稿日: 7月20日(金)20時27分55秒

こんにちは。『赤死病の館の殺人』刊行、おめでとうございます。
大作『時の密室』から早くも長編脱稿か!!! と、驚いていたのですが、中編だったのですね。残念かつちょっとホッとしました(笑)。
今回読み返していて思ったのは、そうか、二階堂黎人氏は、森江春策ワールドの中に実在する作家なのだな、ということです。たいへん光栄です。

http://homepage1.nifty.com/NIKAIDOU/index.html


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